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吉良上野介への仇討ちにかかる費用を、予算9500万円以内でやりくりすることになった赤穂藩の筆頭家老・大石内蔵助と勘定方・矢頭長助の奮闘を描く本作。内蔵助を堤、長助を岡村が演じたほか、濱田岳、横山裕、荒川良々、妻夫木聡、竹内結子、石原さとみがキャストに名を連ねた。
大石のゆかりの地であり、1月と2月に本作の撮影が行われた京都。人力車に乗った堤と岡村たちは握手を求めるファンに答えながら商店街を進み、中間地点の誓願寺に到着した。堤は「皆様、寒い中どうもありがとうございます。忠臣蔵は京都にも縁のあるお話ですので、皆さんぜひ劇場に足をお運びください」と挨拶。岡村は「改めまして、ムービースター岡村隆史です。映画では今までとは違う岡村隆史が見られます! 『役者やってんだな』と思っていただければ」と述べて見物客を沸かせた。
その後、堤、岡村、中村はMOVIX京都での上映前舞台挨拶に登壇。初めて人力車に乗ったという堤が「みんなに晒されてるようで恥ずかしかったけど、乗り心地はすごくよかったです」と感想を述べると、岡村は「堤さんが『なんでこんなに男同士密着して……別に隣に座ってるのが竹内結子さんでも石原さとみさんでもええのにな……』とぶつぶつ言ってました」と暴露して笑いを誘った。
中村が「商店街の皆さんは暖かい格好をされてましたが、僕らは京都駅からタクシーで着いてすぐ、薄着の上に法被を着せられて外に放り出されて……寒かったです」と明かすと、岡村は「ホッカイロはたくさんもらいましたよ」とフォロー。堤が「商店街の皆さんに手を振っていただいて、とても温かかったです」と続けた。
京都の思い出を尋ねられると、堤は「何度も撮影をしていますが、おばんざいがおいしいですよね。だいたいどこのお店もおいしいし、お店の人もええ人やし」と述懐。岡村は「大学が京都でしたので、1年だけ通ってました。ほとんど吉本の養成所とコンビニバイトの往復で、1回生のときは38単位くらい取れたんですけど、2回生のときは4単位しか取れなかったです。在籍は8年ほどさせていただいて……親父からは『金をドブに捨ててるようなもんや』と言われたんですけども」と振り返る。
中村は「今まで地方でキャンペーンをしてきて、試写会の舞台挨拶もしたのですが、今日は有料上映だそうですね。金曜日から全国公開になりますが、京都で撮影をしてきた思いもありますので、僕は今日が初日だと思ってます」とコメント。本作が、大石の書き残した“預置候金銀請払帳”をもとにしていることに触れ「今でも明細破棄しちゃう人とか捨てちゃう人とかいるのに、江戸時代から現代まで残ってるんだと。昔の人はすごいんだなと心打たれました」としみじみ語った。
最後に堤は「コメディとは言いたくない。確かに笑える場面もありますが、人間関係や1人ひとりを細かく描いていて、共感できる誰かが必ずいると思います」と本作を紹介。岡村は「ここは見せ場かなと思っているシーンがありまして、『太陽にほえろ!』を参考にしました。観てもらったら『あいつ、あれ、そうか!』と思っていただけるところがありますので(笑)、今日は最後まで楽しんで帰ってください」と観客に呼びかけた。
「決算!忠臣蔵」は11月22日より全国でロードショー。
※動画は現在非公開です。
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