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祖母の入院を機に上京し、居候先の銭湯で働き始める20歳の宮川澪が徐々に成長していくさまを描く本作。試写で本作を観たときに温かい涙が出たという松本は「すごく好きな作品だな、皆さんに愛されたらいいなと思ったことを覚えています。公開してから感想もいただくようになって、うれしい気持ちでいっぱいです」と喜びをにじませる。
都市開発によって失われていく風景を切り取った本作。中川は「川崎の登戸出身なんですが、最近地元に行ったら街が様変わりしていて。小さい頃の思い出ごとなくなってしまったような気分になりました。でもそれは、日本中どこでも起こっていることなんですよね」と述べる。徳永も「映画にする意味はありますよね。仕方がないと言ってしまうのは悲しいから、こうして素敵なお話になってよかったと思います」と続けた。
大変だったシーンについて尋ねられると、中川は渡辺や徳永がすっぽんを食べる場面を挙げ「きつそうだったね」と申し訳なさそうに回想。人生ですっぽんを初めて食べたという渡辺は、「初めてのリアクションを撮りたいってことで、味見ができなかったんです。そしたらお酒に浸かっていたので、卵が“酒爆弾”みたいになっていて。けっこうなお酒!って感じでしたよ(笑)」と食べたときの表情を再現しながら振り返った。
イベントでは、中川が松本に宛てた手紙を渡辺が代読する場面も。手紙には、松本が映画の宣伝時に披露したポニーテール姿をたたえる言葉や、「20年後もお互いが元気に映画を作っていたら、すっかり名物おばちゃんになった澪さんのその後を描きましょう」といった提案がつづられた。読み終えた渡辺が「これはラブレターですか!?」と笑うと、松本は「ポニーテールのところで引っかかっちゃったんですが(笑)、監督らしい優しい言葉をありがとうございます。この先も監督に私を撮ってもらいたいなと思いました」とはにかみながら感謝を伝えた。
「わたしは光をにぎっている」は全国で公開中。
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