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本作は世紀末による4コママンガを実写化した青春ラブストーリー。“殺す”が口癖の無気力な少年・小坂れいを間宮、リストカット常習者で“死にたがり”の少女・鹿野ななを桜井が演じた。また地味子こと宮定澄子に恒松、地味子の親友・堀田きゃぴ子に堀田真由が扮し、地味子の弟・八千代役でゆうたろう、八千代を一途に思う大和撫子役で箭内が出演している。
足を骨折しているため松葉杖でイベントに登場した間宮。「折れてることは忘れていただいて!」と挨拶したが、続いてマイクを持った桜井が「無事に公開できまして……」と間宮を見やり会場の笑いを誘う。「撮影中は無事でしたよ!」とフォローする間宮だったが、小林の「骨を折って作った映画ですので」という冗談には「粉骨砕身ですね」と笑いながら乗っていた。
続いて試写会に参加した観客から寄せられたアンケートの結果をMCが紹介。「91%の観客が泣いたと答えているのですが、その理由はなんだと思いますか?」と振られた間宮は、「まずは世紀末さんのマンガの力です。そして4コママンガを脚本として仕上げた監督の力。あとはこの作品の画が本当に美しいことも後押ししたのかもしれません。照明部がいなかったので、日光の様子を見ながら監督が一番いい瞬間を撮って。試写でファーストカットを見たときに、これはいい映画だと思わせる光が映っていました」と語る。
また、自分と似ている登場人物は?という質問も。ゆうたろうは「かまってちゃんな部分があって、自分が常に主役だと思っていたいという部分はきゃぴ子に似てるんじゃないかな。ちょっと陰がある部分もわかるなって」と回答。それを聞いて「きゃぴおだ」とツッコんだ恒松は「私は自分が演じた地味子に似てると思いますよ」と話した。
小林は、複数の恋人を持つ奔放なキャラクターであるきゃぴ子の演出が難しかったことを回想。実際に演じた堀田は「かわいい子ぶるということもきゃぴ子の努力の1つだと解釈していましたが、あんばいが難しかったですね」と役作りを振り返る。また原作では気が強い設定の撫子について、小林が「箭内さんによって、キャラがやわらかくなった」と明かす一幕も。箭内は「私が演じたらちょっとふわふわした雰囲気になったみたいなんです。そのほうがいいと監督に言っていただいて」とコメントした。
最後の挨拶で間宮は「これは自分と相手しかいない、最小人数の人間関係についての映画です」と説明。さらに「SNSなどで不特定多数の人に向けて何かを考えがちな世の中で、自分と時間を共有する特別な人がいるとして、その相手のおかげで1人では肯定できなかった部分を認められるようになる。それがいかに特別でかけがえのない出会いであるかということを描いた作品ですので、これを共有したい誰かが頭に浮かんだらうれしいです」とアピールしてイベントを締めた。
「殺さない彼と死なない彼女」は全国で公開中。
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※動画は現在非公開です。
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