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自殺願望を持つニートの青年・黒須越郎と、彼の隣人で殺人鬼の美少女・宮市莉央の奇妙な恋模様を描く本作。杉野は映画初主演を務めたが、「脚本の衝撃がすごかったのでそんなに意識しませんでした」と話す。また「最初に監督から『世界の隅っこの話』だと聞いて、現実とはかけ離れているような物語だと思っても、どこかリアルに感じてもらえるところがあればいいなと。ファンタジーに寄らないように気を付けました」と、一風変わった役を演じるうえでの意識を伝えた。
福原は「ちょうどオファーをいただいた頃に『殺人鬼の役をやりたい』と取材で話していたので、こんなにすぐできるんだ!ってうれしかったです」と笑顔に。杉野との2度目の共演を「お互い人見知りだから初対面みたいになっちゃって」と述懐。杉野も「『お久しぶりー』ってね。でも2人のシーンで話し合ったり、密に過ごせたのはよかったです」と振り返った。黒須が宮市の部屋をのぞき見るシーンに話がおよぶと、杉野は「ドキドキは……しなかったです(笑)。(撮影では)誰もいなかったので。実際リアルな生活だとドキドキするんでしょうね」と想像を膨らませて撮影に臨んだことを明かす。
ハードな撮影の中、杉野が“立ちひざ寝”をしていたという話も。「長い撮影があったんです。今皆さんが想像したより、もうちょっと長い撮影が。あれは気絶なんですかね?」と首をかしげる杉野に、朝倉は「杉野さんも福原さんも一生懸命お芝居してくださってたんですけど、反応が鈍ってきて」と思い出し笑い。杉野は「気付いたら遥ちゃんに『起きて、本番だよ!』って(笑)」と起こされたことを打ち明ける。
さらに江口からは「杉野くんは全然面白くないところで笑うんですよ。本当にやめてほしくて。それで1回OK出ちゃったことがあって」と暴露が。理由を問われた杉野は「大好きだからです」と満面の笑みを浮かべる。江野沢は「江口さんが来られるとニコニコしていたので、スタッフさんと『今日は杉野くん笑顔だよ』って話してました。江口さんが帰るとあからさまにテンション下がるんですよ」と現場での様子をバラし、杉野を照れさせた。
裸村によるマンガ「穴殺人」を映像化した本作。朝倉は「殺人鬼が出てきたり猟奇的な事件も起きますが、主人公2人の恋愛ドラマが切実に描かれていたので、そこを捉えてしっかり映画にしようと思いました」とアピールし、「怖いポイントもあるかもしれませんが、いわゆる胸キュンもいっぱいある映画なので、そこを楽しみにしていただけたら」と呼びかけた。
「羊とオオカミの恋と殺人」は、11月29日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
※動画は現在非公開です。
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