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本作の主人公は、祖母の入院を機に上京した20歳の宮川澪。都会での暮らしを通じて徐々に成長していく彼女の姿が描かれる。
澪が銭湯で働いていることにちなみ、イベントは高円寺にある小杉湯で開催された。本日初めて顔を合わせた松本とカネコ。松本は顔をほころばせながら「ドキドキしています」、カネコは「やっと会えたという感じです。かわいい」と語った。中川はカネコの歌声を生で聴いて主題歌のオファーを考えたが、ライブ当日は感動のあまり挨拶するのを失念したという。その後、共通の知り合いを通して居酒屋で会ったといい、そこでオファーしたことを明かした。カネコは当時を振り返りながら「第一声で『映画を作っているんだけど、主題歌を書いてほしいんだよね』って。まず誰?って思いましたけど、勢いが面白すぎてやりますとなりました(笑)」と話した。
カネコは本作の印象的なシーンとして、澪が銭湯の湯に触れる場面を挙げる。松本が同場面の撮影を「(中川が)『お湯を慈しむように』と素敵な表現をされていました」と回想すると、中川は「周りのスタッフはポカーンとしてた」と破顔。さらに中川は「水に手を入れてるときだけ、子供ではなく女性の演技にしてほしいと思いました。そのときだけ色っぽさが出るといいなと」と説明した。
また松本は「ラストにカネコさんの歌が流れてくる瞬間が大好き。澪の未来が見える感じがしてすごくよかったです」と、映画の内容と「光の方へ」の相性のよさに言及。楽曲制作時に意識したことを聞かれたカネコは「中川さんに『明るい歌がいい』と言われていたので、暗くならないように。先に向かっていくようなポップソングを作ろうと思っていました。映画を観て、言葉もすぐに降りてきました」と回答する。
続いてカネコが「光の方へ」を生披露。銭湯に響き渡るカネコの力強い歌声に、松本と中川はうっとりした表情を浮かべていた。カネコのパフォーマンス後、松本は「……素晴らしかったです。泣きそうです。最高でした」と声を絞り出す。中川は「本当に最高。明るい曲なのに、アヤノさんのミュージックはなぜか泣けてくる。切なさや苦しさも感じるんですよね」と感想を口にした。
中川は最後に「この映画はいろいろな偶然が重なって、松本さんに主人公、アヤノさんに主題歌をやっていただきました。映画は縁を映し出すというか、タイミングで生まれるものだと思います。これ以上最高なコラボレーションがこれからできるかわからないので、ぜひこのタイミングで劇場で観ていただければ」とメッセージを送った。
「わたしは光をにぎっている」は、11月15日より東京・新宿武蔵野館ほか全国でロードショー。
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おおとも ひさし @tekuriha
松本穂香、小杉湯でカネコアヤノの生歌に感激「泣きそうです」 - 映画ナタリー
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