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第32回東京国際映画祭でGALAスクリーニングに選ばれた本作。サイレント映画が主流だった大正時代を舞台に、活動弁士を目指す青年・俊太郎の奮闘がコミカルに描かれる。オーディションで俊太郎役をつかんだ成田は「僕の宝物のような作品になりました。皆様にとっても宝物のような作品になればと思います」としみじみ。「この場で真ん中に立っていることが本当に想像できなかったので、今日を迎えたことが不思議でしょうがないです」と心境を明かした。
ヒロインの黒島は「初めてお芝居をしたときの感じを思い出しました。私にとっても大事な作品です」と撮影を振り返る。永瀬は「極上の体験でした。毎日楽しくて楽しくて。次は皆さんに楽しんでいただければ」と呼びかけ、昔から周防作品のファンだったという音尾は「僕にとって“ご褒美”です」と本作を表現。竹野内は「いつか周防監督の映画に出てみたい思いがあり、目標でもあったので特別な作品になりました」と喜びをあらわにする。
看板弁士・茂木を演じた高良も「一生に一度出会えるかどうかの活動弁士役を演じさせていただけてうれしかったです」と特別な思いを口にし、自身の演じた役について「『スター気取りの活動弁士』と紹介されていますが、そうだったんですね? 僕はスターだと思いながら演じていました」と首をかしげてみせた。
周防は「もしかしたら今まで撮った映画で一番楽しい撮影現場だったんじゃないかな」と役者たちの思いを受け止め、「日本映画の第一歩を描くということで、今までの作品とは違う緊張感がありました」と打ち明ける。「サイレント時代の映画館は、音にあふれたライブパフォーマンスの会場だったんです。実に大きな発見でした」と撮影中の収穫を報告し、最後は観客に「日本映画が始まった最初の30年間、それを支えた活動弁士の存在を知ってもらいたいと思います」と呼びかけた。
「カツベン!」は12月13日より全国ロードショー。
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- 「カツベン!」公式サイト
- 「カツベン!」予告編第2弾
- 「カツベン!」公式 (@suofilm) | Twitter
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成田凌「カツベン!」は“宝物”、キャスト勢ぞろいで真ん中に立つも実感湧かず(写真16枚)
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