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横山秀夫の小説を実写化した本作は、深夜に寝静まった民家に侵入し盗みを働く泥棒、通称ノビ師の真壁修一が主人公の犯罪ミステリー。山崎が修一、北村が修一の相棒であり弟でもある啓二を演じた。
本作が14年ぶりの主演映画となる山崎は「大役ですし、共演者がすごいんで……できるだけ失礼がないように心がけました」と述懐。特に共演シーンの多かった北村については「匠海くんに現場の空気を作ってもらったというか、やっていて居心地もよかったです」とほほえみ、一方の北村は「ダントツで一番後輩の僕を真っ先に優しく迎えてくれたのがまさよしさんでした。1人でホテルにいるときに『一杯どうや?』って誘ってくれて」としみじみと振り返る。そして「実はすごく無邪気な一面もあって、手持ちの扇風機で1人で遊ぶまさよしさんを僕が優しく見守るということもありました」と裏話を披露した。1996年公開の「月とキャベツ」でも山崎と共演した鶴見は「変わってないなと。ミュージシャンとして自分の道を歩いてきた貫禄もあるし。長いこと役者をやっているとこういう素敵なことがあるなと思いました」と感慨をにじませる。
修一と恋仲にある久子役を務めた尾野。山崎と共演することになった際の心境を問われ「魅力的な方だなと映っておりました。一度共演してみたいと思っていたのでオファーが来たときは“即決め”いたしました!」と明かす。中村は地元の親友が山崎の大ファンだと話し「すぐにその友達に連絡したら『いいなー』って返事があって。撮影期間中も山崎さんの曲を聴いたりして、一緒にお仕事させてもらえるのはすごくぜいたくだなと思いました」と目を輝かせる。
大竹は「まさよしさんと電話で話しているときに『今度、もしかしたら映画で泥棒役をやるかもしれない』と言っていて、そのときに『ついでに私も出してよ!』と言ったのが実現しました(笑)」と思い返す。滝藤は「俳優同士のセッションは相手の出方がわかるけど(山崎は)よくわからないところからセリフが飛んできて、それがとても刺激的で楽しかったです」とコメント。
映画の内容にちなんで「共演者から盗みたいもの」を発表する場面も。滝藤の髪型を盗みたいと語るのは山崎。「僕は天然パーマなんですけど、ブロッコリーみたいになっちゃうんですよ」とこぼし、会場の笑いを誘う。北村は「僕はまさよしさんの歌声です」と即答。音楽イベント「Augusta Camp 2019」で山崎とともに、主題歌「影踏み」を歌ったことに触れ「真横で体感するまさよしさんの声はしびれましたね。一番いいところで聴かせてもらって感動しました」と回想する。それを受けた山崎は「(北村)が出てきたときにすごい歓声で、呼ばんかったらよかったかなと……ってそんなことないですけどね!」と言い直し会場に爆笑を起こす。
イベント中盤には滝藤が11月2日、北村が11月3日、尾野が11月4日に誕生日を迎えることにちなみ、山崎からサプライズでガーベラがプレゼントされる場面も。花束を受け取った北村は「いいお兄ちゃん持ったな」と喜びをあらわにし、滝藤と尾野も感動した様子を見せていた。
最後に「月とキャベツ」でも山崎とタッグを組んだ篠原は「23年分の変化がよくも悪くもあると思います。映画館で観るよさのある映画なので、楽しんでください」とし、尾野は「いろんな要素の含まれたとてもいい映画です。何度も観てください!」と太鼓判を押す。北村は「大きな愛に包まれた映画だと思います。僕自身も優しい涙が流れました」とアピール。そして山崎は「こんな素晴らしいキャストと素晴らしい映画を作ることができて感謝しています。いい主題歌が書けました。今日は皆さん楽しんでください」と呼びかけイベントを締めくくった。
「影踏み」は11月15日より全国でロードショー。ロケ地である群馬県では、11月8日に先行公開される。
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- 「影踏み」公式サイト
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「影踏み」山崎まさよしから北村匠海が盗みたいものは“歌声”、誕生日サプライズも(写真19枚) https://t.co/0CR2PEx6eN