原作は、塩田武士が大泉を主人公のモデルとして執筆した小説。出版不況が叫ばれる中、大手出版社・薫風社では創業一族の社長が急逝し、次期社長を巡って権力争いが勃発する。次期社長候補である専務・東松による大改革で、雑誌が次々と廃刊のピンチに陥り、同社のお荷物カルチャー誌「トリニティ」の変わり者編集者・速水輝(あきら)も窮地に追いやられていく。大泉が速水を演じ、吉田と「天空の蜂」の楠野一郎が共同で脚本を執筆した。
文芸誌「小説薫風」の新人編集者で、不本意ながら速水の部下となる高野恵を演じる松岡は「出版業界の今を描く今作で、これからの本はどうなっていくのか、どうなっていけるのか、皆様と模索していけたらと思っています」とコメント。次期社長候補のライバルたちを蹴落として改革を断行する東松役の佐藤は「大泉洋くんとは前作『こんな夜更けにバナナかよ』ではほとんど絡みはなく、『清須会議』以来のお芝居になります。突っ走り続ける大泉洋を間近で見るのを楽しみに現場に行かせてもらいます」と延べる。大泉は「お2人とは『上司と部下』という関係になりますが、台本上も一癖も二癖もある役どころなので、今からどんなお芝居になっていくのか楽しみでしかありません!」と期待を寄せた。吉田のコメントは下記に掲載している。
「騙し絵の牙」は全国で公開。本日10月30日にクランクインし、12月中旬にクランクアップを予定している。
※「騙し絵の牙」は、新型コロナウイルスによる感染症の拡大を受けて公開延期となりました。最新の情報は公式サイトをご確認ください
大泉洋 コメント
私を主人公として当て書きした塩田先生のベストセラー小説の映画化が決定し、いよいよ撮影に入ります! もちろん主演は私が務めさせていただきます。
とりあえず別の俳優さんに役を奪われなくて良かったと、ホッとしております(笑)。
また共演に松岡茉優さん、佐藤浩市さんと伺い、これほど心強い共演者は居ないと歓喜しております。
お2人とは「上司と部下」という関係になりますが、台本上も一癖も二癖もある役どころなので、今からどんなお芝居になっていくのか楽しみでしかありません!
吉田大八という素晴らしい監督と共に、原作とはまた違う、映画版としての魅力を持った「騙し絵の牙」を創り上げたいと思います。ご期待ください。
松岡茉優 コメント
高野恵役の松岡茉優です。
実家が町の本屋さんをやっている恵は小さい頃から本、そして本が好きな人たち、人と本との出会いを日常的に目撃してきました。
私自身小さい頃から本が好きで、小説も漫画も雑誌も実用書も読みますが、その形は年々変化し今では紙の本と電子が半々です。
出版業界の今を描く今作で、これからの本はどうなっていくのか、どうなっていけるのか、皆様と模索していけたらと思っています。
吉田監督とは「桐島、部活やめるってよ」以来となります。
16歳だったあの時から8年経ち、私は24歳になりました。
有難いことにあれから様々な現場を経験させて頂きましたが、8年経ったのに、とがっかりされないか。
あの時より成長出来ているのか、もしかしてあの時より良くなかったりして。
などなど吉田監督への想いで溢れます。
時間が経ってまた呼んで頂けたことを誇りに思い、緊張感を持ち、憧れの先輩方との共演に胸を躍らせながら日々過ごしていけたらと思います。
ぜひ楽しみにしていてください。
佐藤浩市 コメント
大泉洋くんとは前作「こんな夜更けにバナナかよ」ではほとんど絡みはなく、「清須会議」以来のお芝居になります。
突っ走り続ける大泉洋を間近で見るのを楽しみに現場に行かせてもらいます。
吉田大八 コメント
誰しもいつかは負けるので、人間はいま負けているか、勝ちながら負けることを予感しているかに分かれます。
それがわかっていても何故か戦ってしまう、どうしようもなく面倒で熱苦しい人間たちの映画を作りたいと思います。
テーマはもちろん「負けて勝つ!」です。
初めましての大泉洋さんと佐藤浩市さん、そしてお久しぶりの松岡茉優さんとの仕事を心から楽しみにしています。
関連記事
大泉洋の映画作品
関連商品
リブロ ★ブックサンタ受付中 9/22~12/25★ @libro_jp
大泉洋の主演作「騙し絵の牙」監督は吉田大八、共演に松岡茉優、佐藤浩市 https://t.co/YtwgO3UB77
原作は、塩田武士が大泉洋を主人公のモデルとして執筆した小説(KADOKAWA)。