本作で描かれるのは東京・明大前駅で終電を逃したことによって偶然出会った男女の物語。時代、時間、場所、すべての偶然が運命のようにシンクロしていく恋の行方と、子供でも大人でもない時期を迷いながら歩んでいく2人の姿が描かれる。なお坂元は、執筆時点で有村と菅田の主演を想定していた。監督は「いま、会いにゆきます」「映画 ビリギャル」の
坂元が脚本を手がけたドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」にも出演した有村は「率直に言いますと、とても光栄です。坂元さんが描くあの空気や言葉たちをまた、自分の中に落とし込めると思うと」とコメント。菅田は「数年前に坂元さんにラブストーリーをやりたいと唐突に想いをぶつけた事がありました。待って、待って、待ち焦がれた本」と本作への思いを吐露した。坂元は「22歳で出会った二人の恋の5年間に嘘が混ざらないようにと、ただただ真っ直ぐに映し出しました」と述べている。
本作の撮影は2020年スタート。来冬に全国で公開される予定だ。
有村架純 コメント
坂元裕二がオリジナル脚本を手がけた映画で主演を務めることについて
率直に言いますと、とても光栄です。坂元さんが描くあの空気や言葉たちをまた、自分の中に落とし込めると思うと。別次元で存在しているかのようなファンタジー性も感じながら、どう呼吸出来るのかとにかくやり尽くすのみです。
菅田将暉との共演について
これまで感じてきたこと、互いにあると思います。そんな瞬間に再び菅田さんとお芝居させていただくことは意味があるのではと感じています。敬意を持ちながら思うものを提示していくことが出来ればと思います。とても楽しみです。
撮影に向けての意気込み
土井監督とも5年ぶりにご一緒するので、この時間をしかと焼き付けたいと思います。濃い日々になりすぎて胸焼けすることを期待して、皆さんと同じ方向を目指して頑張ります。
菅田将暉 コメント
数年前に坂元さんにラブストーリーをやりたいと唐突に想いをぶつけた事がありました。
待って、待って、待ち焦がれた本。
自分の大事にしてきたものや好きなものを共有できた時の心の喘ぎ。そこから始まる繊細すぎるというと肥大し過ぎですが、現代人のナイーブな部分がリアルに描かれていて、すごく好きな脚本です。
同じ関西人の有村さんには馴染みやすさと柔らかさとクレバーな幹の太さを感じています。
土井監督のもと、有村さんと始まる僕らの物語。今はただ楽しみです。
浮かれず一つ一つ丁寧に作っていけたらと思います。
坂元裕二 コメント
憧れでもなく、懐かしむのでもなく、今を生きる人のための、今のラブストーリーを作りたいという思いでいます。22歳で出会った二人の恋の5年間に嘘が混ざらないようにと、ただただ真っ直ぐに映し出しました。それこそが何よりせつなくもあり、コミカルでもあり、美しく、心を震わせてくれるものと信じています。主人公二人がただ恋をするだけの映画です。お楽しみに。
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宇野維正 @uno_kore
菅田将暉さすが
「数年前に坂元さんにラブストーリーをやりたいと唐突に想いをぶつけた事がありました。待って、待って、待ち焦がれた本」
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