第72回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝いた「
「殺人の追憶」の
2018年に「万引き家族」でパルムドールを獲得した是枝は「観る前の人に、この映画の内容を説明するのは野暮だ。『見ろ!』としか言えないし、『面白い!』としか言いようがない。だから、とにかく見て欲しい」とコメント。鑑賞直後に同じ映画監督として心の中で「あぁ、とても同じ職業とは思えない」と呟いたという阪本は「感動を越えて、ひざから落ちた。これはもう映画の範疇に収まらない」と絶賛している。
「寝ても覚めても」で知られる濱口も「『傑作』という言葉では足らない、現代映画の一つの到達点。映画とはここまで面白くなくてはならないのかと、一監督として途方に暮れた」と褒めちぎり、「怒り」の李は「笑いながら観ていたはずが、気づけば背筋が凍る衝撃に慄いてしまう。究極の変態で徹底的に残酷(最大の誉め言葉!)」とコメントを寄せた。
「パラサイト 半地下の家族」は、2020年1月より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。そのほか「岬の兄妹」の
片山慎三 コメント
ホームグラウンドにポン・ジュノ監督が帰って来た!!
的確なフレーム、リズミカルなセリフ、驚愕のストーリーテリング! そのひとつひとつに意味があり計算されつくされている! 芸術とエンターテイメントの見事な融合!
観終わった後、あなたに寄生する大傑作です!
川村元気 コメント
映画人として最も尊敬しているポン・ジュノ監督の最新作であり、カンヌ映画祭のパルムドール受賞作。
期待値を上げるだけ上げて観たら、底が抜けて奈落に突き落とされたような衝撃。
見上げると、巨躯の天才が満面の笑みでこちらを見ている。僕たちは、ここから這い上がらないといけない。
是枝裕和 コメント
観る前の人に、この映画の内容を説明するのは野暮だ。
「見ろ!」としか言えないし、「面白い!」としか言いようがない。
だから、とにかく見て欲しい。
阪本順治 コメント
観終わってすぐに、私のこころが呟いた言葉は「あぁ、とても同じ職業とは思えない」。
感動を越えて、ひざから落ちた。これはもう映画の範疇に収まらない。
著述であり、彫刻でもあり、絵画でもあり、建築でもある。
常にアンダーグラウンドから世界を見据えるポン・ジュノ監督は、この作品を経て、もはや、現代のミケランジェロだ。悔しいかな、彼を越えるのは、きっと、彼自身でしかないだろう。
西川美和 コメント
ポン・ジュノ監督の持つ天才的なグロテスクさと笑いとに、最高の洗練が加わった。
これだけ社会の重い病巣を描いているのに、どうしてこんなにも面白く観られてしまうんでしょうか。
どんなに斜に構えている人でも、どんなに映画を見慣れていない人でも、
五分で目を離せなくなるように作られています。世界中に褒められて当然!
濱口竜介 コメント
「傑作」という言葉では足らない、現代映画の一つの到達点。
映画とはここまで面白くなくてはならないのかと、一監督として途方に暮れた。
山下敦弘 コメント
貧乏家族が金持ち家族を侵食していく、分かりやすいコメディだと安心させておいて、
とんでもないところへ観客を導く。
ポン・ジュノは映画を信じ、観客を信じて自ら映画を遊んでしまう。
なんか映画の全部が詰まってる感じ。いつか爪の垢を煎じて飲ませてください。
李相日 コメント
暗闇を目隠しで疾走するごとく巡る興奮と刺激の奥底に、
社会の不浄さ、人間の滑稽さを教訓などで
語らずして優雅に描き切るその腕力にただひれ伏す。
笑いながら観ていたはずが、気づけば背筋が凍る衝撃に慄いてしまう。
究極の変態で徹底的に残酷(最大の誉め言葉!)、
そしてほんのちょっぴり優しさが入り混じるポン監督が見つめているのは、まごうことなき“人間の尊厳”
遥か彼方に霞んで見える大きな背中を、これからも追い続けたいと私は思う。
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- 「パラサイト 半地下の家族」予告編(30秒)
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अह्मद् तोदोरोकि @ahmadhito
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ガンちゃんサイコー。