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サイレント映画が主流だった大正時代を舞台とする本作は、映画館・青木館で働き始めた活動弁士志望の青年・俊太郎の奮闘を描くコメディ。周防は映画弁士塚の石碑に名を遺す弁士・山野一郎に関連して、山野のひ孫である女優・椎名慧都が本作で映画デビューを果たしたことを語る。「劇中に登場する無声映画『火車お千』のヒロインを演じていただきました。彼女に出演してもらったことは、僕にとってとても大事なことです」と述べた。
6月から全国を回り、本作のPRに奔走した周防は「地元メディアの方々から作品の深いところまで質問されることが多く、しっかり観てくださったんだなとうれしかったです。また、『カツベン!』というタイトルを付けてしまった責任があるので、活動弁士とはなんぞやということをしゃべり続けていました」と語る。
周防が300以上の媒体の取材を受けたことがMCから明かされると、成田は「300!?」と舌を巻き、今後は周防とともにPR活動を行っていくことから「監督には敵わない部分しかないです……。でも、話せば話すほど思い出すこともありますから、気を引き締めてがんばっていきます」と決意を新たにした。
また、周防は各地で受けた取材を振り返り「改めてご当地出身の役者さんに向ける視線が温かく、地元の皆さんが見守っているんだと感じました」とコメント。PRで行きたい都道府県を問われた成田は、出身地の埼玉を挙げ「埼玉感を地元の人に感じていただけていないと思うので、MOVIXさいたまとかに行きたいですね。あとNACK5(埼玉のFMラジオ)に出たい!」と野望を掲げる。周防が「NACK5(の番組に)出ました(笑)」と明かすと、成田は「本当にうらやましいです! なんで僕が出てないんだ」と悔しそうな表情を浮かべた。
本作で肝になる俊太郎の語りについて、周防は「取材してくださった記者の方たちが、成田さんの語りに驚いていました。僕も稽古をし始めた頃を知っている身として、よくここまでレベルを上げてくれたなと思っています」と称賛。成田は「最初は本当にひどかったですよね……。練習し始めから2カ月ぐらいは部屋の空気が地獄でした」と苦笑する。しかし、記者から「大勢の観客の前で語る気分は?」と質問されると、成田は「気持ちよかったですね! エキストラの目の色が変わる瞬間が見えるとすごく気持ちいいんです。また、外や芝居小屋で語るシーンでは、練習室と違って音が吸われて反響してこないという不安があったんですが、人前で演じることで自信になったと思います」と晴れやかに笑う。イベントでは、成田と周防が本作オリジナルの法被をまとい、今後のPR活動に向けて気合いを入れ直す場面も見られた。
「カツベン!」は12月13日より全国ロードショー。成田のほか、黒島結菜、永瀬正敏、高良健吾、音尾琢真、竹中直人、渡辺えり、井上真央、小日向文世、竹野内豊、池松壮亮らが出演する。
※青木館の青は旧字体が正式表記
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- 「カツベン!」予告編第2弾
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