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余命宣告を受けた2人の女性が出会い、12歳の少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を実行するために奮闘するさまが描かれる本作。“For You 試写会”と題されたこの日のイベントには、それぞれの大切な人を誘い抽選で選ばれた観客が集まった。日本各地で本作をプロモーションしてきた吉永と天海。すっかり気心の知れた間柄になったようで、吉永は「コンビで戻って参りました。どういう漫才をやりますか?」と天海に問いかけ、いきなり笑いを起こした。
イベントでは本作を鑑賞したばかりの観客とのQ&Aを実施。2人に直接質問できる貴重な機会に、ファンは色めき立ちながらも映画の感想と質問を伝えた。初めて会ったときの互いの印象を聞かれた吉永が「めちゃめちゃきれいな方だと思いました」と答えると、すかさず天海は「めちゃめちゃ大きいと思いませんでしたか?」と切り返す。さらに「今のほうが背が伸びているんです」と続けた吉永に、天海は「ヒールを履いてるから伸びてるんです! 誤解を招くから!」と慌てて訂正。息ぴったりの掛け合いに会場は爆笑で包まれる。気を取り直した天海は、吉永の印象を「とても親しく接してくださって、こんな女神のような方がいるんだと思いました」と述懐し、「ご自分で発光されてるでしょ?」とまぶしそうに吉永に視線を向けた。
互いにしてあげたいことを尋ねられると、天海は撮影前の気持ちを回想。「自分がきちんとマ子を生きることが、吉永さんのためになるのかなと考えていました。でもそのうちに、吉永さんの柔らかいオーラに包み込まれていて、結局自分が守られていたんだなと気付かされましたね」としみじみ語る。一方、吉永は「私はしていただくばっかりで、何もしてないんです」と謙遜すると「もう(天海は)“兄貴”なんですよ。撮影がうまくいかないときも『ハイッみんな! やろう!』と声を掛けてくれて、とても心強くてありがたいと思っていました」と撮影現場でのエピソードを披露した。
終盤には観客の中から選ばれた1組の父娘が登壇し、吉永と天海に対面する場面も。娘から父に宛てた感謝の手紙を吉永が代読すると、吉永のファンであるという父親は感激した様子で涙ぐみ、会場からは温かい拍手が起こった。天海は「今日は直に皆さんの観終わったお顔を見られて安心したというか、私たちまで幸せな気持ちになりました」とにっこり。吉永は「お手紙を代読していて、ちょうど30年前に他界した父親のことを思い出しました。もしこの映画を父に観てもらえたらどんなによかったかって、少しセンチメンタルになってしまったんですけれども、これからも皆さんがお互い支え合ってお元気に歩いていけることを願っています」とゆっくりと語りかけ、イベントを終えた。
犬童一心が監督を務めた「最高の人生の見つけ方」は10月11日より全国でロードショー。
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吉永小百合の映画作品
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- 「最高の人生の見つけ方」公式サイト
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- 「最高の人生の見つけ方」予告編
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吉永小百合が天海祐希に
「漫才やりますか?」
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