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本作は、地獄通信に恨みを書き込むと現れる地獄の復讐執行人・閻魔あいを軸に、人間たちの愛憎を描いたダークファンタジー。玉城があい、森が女子高生・市川美保、仁村が美保の親友・南條遥、大場がインディーズアイドルの御厨早苗、藤田が美保と遥の関係を狂わせるバンドマン・魔鬼を演じている。
2005年のオリジナルテレビアニメ以降、テレビドラマ、ライトノベル、ゲーム、舞台などさまざまなメディアで展開された「地獄少女」シリーズ。小学生の頃にマンガ版を読んでいたという玉城は「まさか地獄少女を演じることになるとは……小学生の私に教えてあげたいですね」とほほえみ、作品の魅力を「閻魔あいの圧倒的なカリスマ性とキャラクターとしての存在感。原作ファンに100%寄り添うことはできないかもしれませんが、新しい映画版の“地獄少女”をお見せできたらと思います」と力強く伝えた。
演技に関しては特に「目線と声の使い方」を意識したそうで、「少ないセリフの中でどのように感情を乗せるかが課題でした。目線の1つひとつに意味があるし、人と会話するときもどこか違う次元にいるような雰囲気を出せるように意識しました」と明かす。そのほかアニメのセリフや声優のラジオを何度も聴いて役作りを深めていったという。劇中で数回放たれるあいの決めゼリフ「いっぺん、死んでみる?」については「毎回ちょっとずつニュアンスを変えて、あいの微妙な感情の移ろいを表現してます」とこだわりを語った。
女性キャスト陣がテレビアニメやマンガで触れてきた「地獄少女」の思い出を語る中、「僕も皆さんと一緒で……パチンコで知ったんですけど(笑)」と打ち明け、笑いを起こした藤田。「僕自身、アニメやマンガに触れて来なかったんですが、友達が『地獄少女』のパチンコをやっていて。大人にも子供にも人気で幅広い世代に愛される作品なんだと思ってました」と出会いを回想する。また白石は「地獄少女」を実写化するうえでのこだわりを「復讐を果たしたとしてもスッキリするのか、しないのか。恨みを晴らさずにいられない人間の黒い感情とか、そうせざるを得ない人たちの行く末を見届けるつもりでした。そのような『地獄少女』の中心にあるエッセンスを意識してます」と熱弁した。
物語にちなみ恨みを持ったときのストレス解消法をキャスト陣が明かすコーナーで、玉城が「人に絶対見せられないノートがあります」と口火を切り会場がどよめく一幕も。玉城は「こんなに引かれるとは思わなかった!」と笑みをこぼしつつ、「わざわざ声にしたり、変に発信したりしないように、嫌なこととか、コイツこうだったな!とか自分1人で対話するために書き込んでます」と打ち明ける。白石が「過激な言葉もあったりするの?」と問い詰めると、「多少? 極稀に(笑)」とぶっちゃけた。
「地獄少女」は11月15日より、新宿バルト9ほか全国ロードショー。
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「地獄少女」玉城ティナの恨み解消法は“人に絶対見せられないノート”(写真17枚)
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