ピンク映画「バージン協奏曲 それゆけ純白パンツ!」の公開記念舞台挨拶が10月5日に東京・上野オークラ劇場で行われ、キャストの神宮寺ナオ、西田カリナ、後藤つき、
小栗がOP PICTURES新人監督発掘プロジェクト2018の審査員特別賞を受賞したことにより制作するチャンスを獲得した本作。海辺の田舎町を舞台に、4人の幼なじみによる処女喪失競争が描かれる。ヒロインの愛香に神宮寺が扮し、その友人のはるなを西田、朋世を後藤、愛香の妹を松岡が演じたほか、姉御と呼ばれる愛香の先輩役で星美がキャスティングされた。
ピンク映画初出演にして主演を務めた神宮寺は「自分でいいのかな?と思いました」と撮影前の不安を明かす。「演技も勉強してきたわけではないし、ピンク映画も初めてなので、自分が演じるヒロインが“変な子”になったらどうしようと思っていたんです。でも『変でいい!』と監督に言ってもらえて安心しました」と述懐。映画については「冒頭からすぐにセクシーなシーンなので、最初の5分ぐらいは恥ずかしくて薄目で観てました」と照れながら感想を語った。同じくピンク映画初出演の西田は「最初に観たときは大きなスクリーンで自分の裸を観るのが恥ずかしかったんです。でも、楽しい作品なのでお客さんと一緒に観るのがふさわしい映画だと思いました!」と満足げな表情を見せる。
初めて絡みのシーンを演じたという後藤は「監督の人柄も大好きだし、脚本を読んでぜひ出演したいと思いました!」と話し、「お母さんも観に来てくれたんです。セクシーな作品に慣れていないので、ちょっと刺激が強かったみたいですけど……」と苦笑した。松岡は「愛香の妹を演じましたが私のほうが(神宮寺より)歳上なので、妹っぽさをどう表現するか考えました」と役作りに言及する。
久々にピンク映画に出演した星美は「楽しかったです。はるひさんだからより楽しかった!」とはにかむ。小栗がメガホンを取った「BADコミュニケーション」に星美が参加して以来、プライベートでも友人関係だという2人。小栗も「星美ちゃんは絶対キャスティングしたかったんです!」と力説する。小栗がOP PICTURES新人監督発掘プロジェクト2018に応募した際、ピンク映画の現場事情について相談されたという星美は「私はおじいちゃん監督の作品にしか出演したことがなかったから……」と笑いながら、「(フィルム時代は)おじいちゃんたちは、モザイク代わりに虫眼鏡を使ってぼかしてたことを教えました!」と振り返り会場の笑いを誘った。
近年は毎年30数本のピンク映画を制作している大蔵映画。斎藤氏は「今回の作品は女性監督目線で処女に対する価値観が表現されていますよね。ピンク映画の引き出しの多彩さを表現できる作品だと思います」と太鼓判を押す。また「新橋探偵物語」など、自身も多数のピンク映画に出演しているきみとも「かわいい映画です。男性監督が作る作品とは違って、ワントーン明るい。女性監督ならでは!」と称賛。従来のピンク映画が役者の私服を衣装として使っている裏話を披露しつつ、「この作品はちゃんと衣装が用意されているので、より役作りがしやすいと思います。普段、着ている服だと自分の素が出てしまうので(笑)」と分析した。
イベント終盤には観客から届いた出演者へのメッセージが読み上げられるコーナーも。「AVとピンク映画の違いについて教えてください」と尋ねられた神宮寺は「ピンク映画は本番やリハーサルでテイクを重ねるところがAVの撮影と違うと思います。AVは同じシーンを何度も撮影することはないので」とコメントし、西田は「カット数ですね。AVは長回しで撮影しますけど、ピンク映画はセリフごとにカットを割ることもあるので違いを感じました」と述べた。小栗には「ピンク映画を撮るにあたって心がけたことはありますか?」という質問が。小栗は「ピンク映画だからということはないですが……明るくて楽しい作品にしようと思いました」と回答し、「今まで自分のためにしか映画を作ったことがなかったんです。でもこの作品は初めてお客さんのために作りました!」と熱い思いを口にする。
最後に神宮寺は「すごくハッピーで明るい映画です。キャストも演じていて楽しかったですし、観ている皆さんが笑顔になれる映画だと思います。ぜひ、たくさんの劇場で上映できるよう拡散してもらえるとうれしいです」とアピールし、イベントを締めくくった。
「バージン協奏曲 それゆけ純白パンツ!」は上野オークラ劇場ほかにて公開中。
※「バージン協奏曲 それゆけ純白パンツ!」はR18+指定作品
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