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本作は嫌われ者の内閣総理大臣・黒田啓介が記憶喪失になったことで巻き起こる騒動を描いたコメディ。9月13日の公開から6日間で動員80万人、興行収入10億円を突破した。黒田を演じた中井は本日が58歳の誕生日であることから、観客の祝福の声に「ありがとうございます」と頭を下げる。「俳優や監督、すべてのスタッフにとって一番うれしいのは、多くのお客様に観ていただくこと。こうしてこの舞台に立てるのはとっても幸せなことだと思います」と感謝を伝えた。
首相秘書官役のフジオカは、たっぷりと間を取りながら「ディーン・タピオカ店長です!」と挨拶。「中井さん、監督とともに『記憶にございません!』という作品を背負って登壇するのは、もしかしたら最後かもしれません。そんな名残惜しい気持ちもありますが、このイベントを思う存分楽しませていたきます」とコメントする。三谷はフジオカに対して「誰も最後だなんて言ってませんよ、まだまだ参ります!」と声を掛けつつも、「公開前から今日は大ヒット御礼舞台挨拶を予定していたので、ヒットしなかったらどうしようかと……」と苦笑した。
首相と秘書官という役柄のため、共演シーンが多かった中井とフジオカはお互いの印象を語っていく。中井はフジオカに対して「どこにいてもディーン・フジオカ。最初はとっつきにくかったんですけど、実際は全然そんなことがなく真面目で紳士で優しい人」と長所を挙げる。しかし「(話す)間が長いんだよね! その間に何か企みを想像させてしまうんだよ」と“苦言”。三谷も「話し始めが遅いんだよね。パッと話してみよう?」と乗っかる。2人の助言を受けてフジオカは、中井の印象を語っていくものの「本当に鍛えていただきました。こういう間の取り方とか声の大きさとか、コミュニケーションの基本の部分で……中井さんが、アドバイスというか……」と言葉を選びながら吹き出してしまい、中井から「そこの間の取り方に悪意を感じるんだよ! なんで笑うの!?(笑)」とツッコまれていた。
イベントでは、中井の好物だというハムカツを58枚使用したケーキが登場。山のように盛られたハムカツと58をかたどったミニトマトを前に、中井は「好きですけど、こんなに食べられるかな……すごいなあ」と怯む。祝福のコメントを求められた三谷は、マイクを握ったまま黙り込んでしまい、「あんたも(間が)長いな!」と中井を苦笑させる。ようやく三谷が「なんだか恥ずかしいですね。よく見ると面白い顔をしてますね!」というコメントをひねり出すと、中井は「あんたにだけは言われたくないよ!(笑)」と言い放った。
「記憶にございません!」は全国で公開中。
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中井貴一がディーン・フジオカに“苦言”「間が長い!」ハムカツで58歳を祝う(写真12枚) - 映画ナタリー https://t.co/GaLdPlLJas