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押見修造のマンガをもとにした本作は、閉塞感に満ちた地方都市を舞台に内向的な文学少年・春日高男と、彼につきまとうクラスの変わり者・仲村佐和の奇妙な“共犯関係”が描かれる物語。伊藤が春日、玉城が仲村を演じた。
今作が3度目の共演となる伊藤と玉城。伊藤は玉城について「人となりがわかっている人が相手でよかった。玉城さんが演じる仲村さんですごくよかったと思います!」と信頼をのぞかせる。対する玉城は、主演が伊藤だったからこそやりきれたと断言。「キックしたり馬乗りになったり伊藤さんだからやりやすかったです。全力でいかせてもらいましたね。ありがとうございます」と述べ、会場の笑いを誘った。またお互いの印象について伊藤は「頭いいなと思いますね。演技をしているときのスイッチもすごい」と絶賛し、玉城は「話せば話すほど、いい意味で今っぽくないなーと思います。褒め言葉ですよ!」といたずらっぽくはにかんだ。
ここからは高校生の悩みに2人が答えるコーナーがスタート。まずは「部活や塾に追われて息が詰まりそう」という悩みが読み上げられる。学生時代から仕事をしていたという玉城は「学生時代にやってきたことって思い返すとかけがえのないものだって気付くので、お休みの日にリフレッシュしながらがんばってほしいと思います」とエールを送る。男女問わず好きな人に会ったらリフレッシュできると話すのは伊藤。「無理やり遊びの時間を作って誰かと一緒に遊ぶといいと思います!」とほほえんだ。
続いては身長が同じくらいの男子に片思いをしているという女子からの相談。「男の子は自分より身長の小さい女の子が好きだと思うのですが、どうにか自信を持ちたいです」という内容に伊藤は「身長よりその人が魅力的かどうかが重要」とキッパリ。「もし告ってフラれちゃっても時間が経ったらいい思い出になるから、楽しむうえでも告白したほうがいいと思います」とし、ぼそりと「いいな……」と付け加える。一方玉城は「悶々としてるぐらいなら告白しちゃった方がいいと思います」と生徒たちに笑いかけた。
最後に「大学に進学してからも将来の夢が見つかる気がしません。2人は高校生のときに夢は見つかっていましたか?」という質問が。伊藤は「ネガティブに捉えることない。やりたいことがない=たくさんなんでもやれるってことだから!」と力強く答え、自身も役者を始めた頃のエピソードを振り返りながら「役者はちょっとだけ興味があって、やってみたら楽しいじゃん!ってなったから。焦る必要ないよ」とメッセージを送る。そして、相談コーナーが終わると「偉そうに言ってるけど。俺たちも大してできてないしね!」と伊藤は苦笑し、「そうだよ! 気持ちは一緒です」と玉城が客席に声を掛けた。
イベント終盤には「惡の華」について2人が参加者にアピールする場面も。玉城が「思春期真っ只中の皆さんが受け取れるものが多い作品だと思います。青春映画なので、友達と一緒に観てほしいです」とコメントすると、伊藤は「思春期の葛藤とかモヤモヤを感じてもらえるし、みんなの心にズカズカ踏み込む作品になってるので観てくださいね。ガチで!」と強く念を押した。
「惡の華」は、9月27日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
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- 「惡の華」公式サイト
- 「惡の華」予告編
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伊藤健太郎が恋の悩みに「いいな…」、玉城ティナと高校生からの相談に回答(写真12枚) - 映画ナタリー https://t.co/Tr5ydSG5Dj