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今野敏による同名小説を原作にした本作は、社会奉仕がモットーの地元密着型ヤクザ・阿岐本組(あきもとぐみ)が、経営不振に陥った高校の再建に奮闘する姿を描く人情コメディ。西島が阿岐本組のナンバー2・日村に扮したほか、伊藤が小物感あふれるチンピラ風ヤクザの稔、池田が料理上手の武闘派・健一、佐野が金髪でチャラ男風の若手・真吉、前田が頭脳派の徹を演じている。
この日は阿岐本組が葛飾区に拠点を構えていることから、柴又帝釈天でのイベントが実現。そろって境内に入場したキャスト陣は、ファンサービスを行いながら参道を進み、帝釈堂の参拝へ。その後、映画のヒットを祈願し20分ほどの祈祷を受けた。続いておそろいの黄色い法被を羽織った監督、キャストによるトークセッションが青空の下でスタート。西島は「阿岐本組の地元である葛飾区、そして帝釈天でヒット祈願ができたことが本当にうれしい」と笑みをこぼす。伊藤も「身の引き締まる思い。手を合わせてるときに鳥肌が立つような、より一層がんばってヒットさせたいという思いを再認識できました」とコメント。
長年「男はつらいよ」シリーズに出演してきた佐藤にとって、帝釈天は思い出深い場所だ。「寅さんで50年来てますけど、こういう形で壇上に上がったのは初めてですよ。いつもその辺、掃いてますから」と寺男の源公こと源吉を演じていた佐藤ならではの発言も。シリーズ50作目となる新作「男はつらいよ お帰り 寅さん」が12月に封切られることから、佐藤は「今年は寅さんもやりますからね、そちらもどうぞよろしくお願いします」とほかの映画をアピール。西島は「そちらも大事ですけどね……『任侠学園』の宣伝もしていただいていいでしょうか?」と冗談交じりに詰め寄り、笑いを誘った。この日、佐藤が着ていた腹巻きは「男はつらいよ」シリーズと「任侠学園」の両方の劇中衣装になっているという。
佐野は「公私ともに頼れる兄貴」だったという西島とのエピソードを紹介。「僕らみたいな若手も反省会という名の飲み会に何回も誘っていただいて。現場でかっこいいのはもちろん、プライベートも優しくて男気がある」と語りつつ、飲み会の場である約束をしたことに触れる。佐野が「西島さんが『お前が大きくなったらお前が出る作品に俺を呼んでくれ』と。僕はこの言葉を心に刻んで、いつか絶対に叶えようと思ってます」と明かすと、内容を聞いて約束を思い出した西島は「やった!」とお茶目な表情を見せた。最後に西島は「笑って笑って最後にはジーンと泣ける映画になっています」と語り、イベントを締めくくった。
「任侠学園」は9月27日より全国でロードショー。
※「任侠学園」の侠は旧字体が正式表記
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「任侠学園」西島秀俊が柴又帝釈天でヒット祈願、佐藤蛾次郎は“寅さん”アピール(写真18枚)
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