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吉田修一の短編集「犯罪小説集」をもとにした本作は、未解決の少女失踪事件と12年後に同じ場所で起きた事件を軸に、村人の人生が交錯していくさまを描くサスペンスドラマ。孤独な青年・中村豪士を綾野、心に深い傷を負う湯川紡を杉咲が演じた。
この試写会は、TOHOシネマズ 熊本サクラマチのオープンを記念して行われたもの。初めて熊本を訪れたという綾野は、くまモンをイメージして黒を基調に赤を取り入れた衣装で登場し、空港で映画監督の行定勲に遭遇したことを明かして観客を驚かせる。
劇中では、豪士と紡が互いの不遇に共感していく様子が切り取られていく。綾野は「生きるとは、選択の連続。でも選択することを許されない2人が共通して抱える疎外感、閉塞感が共鳴し合った。体温を感じ合ったということなんだと思う」と、杉咲は「(紡は豪士のことを)自分と一緒だって感じ取ったのでしょう。豪士と紡の間に流れる空気があり、それがとても居心地がよかった」とそれぞれコメント。また、綾野は「この映画を皆さんに託したいんです。それぞれの答えが見つかるはずだと思っています。ぜひそれを持って帰ってほしい」と観客に呼びかけた。
瀬々敬久がメガホンを取った「楽園」は、10月18日より全国ロードショー。
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