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本作は「スノーマン」「風が吹くとき」で知られる絵本作家レイモンド・ブリッグズが自身の両親を描いた物語。1928年、英ロンドンで牛乳配達人のアーネストとメイドのエセルが出会って結婚し、戦争を乗り越え、そしてこの世を去る1971年までがアニメーションで描き出される。
「この世界の片隅に」の監督・
片渕須直(アニメーション監督)コメント
「この世界の片隅に」のすずさんたちと同じ頃、別の国に住んでいた夫婦のお話です。戦時中に布が足らなければ、「だからスカートは短くしましょう」と反対のことをやっていたり。違うところも、でも、同じところも。世界のもうひとつの片隅が見えました。
小田部羊一(アニメーター)コメント
温もりのある、あのレイモンド・ブリッグズの絵が人生というものを見せてくれます。第二次世界大戦をはさんだ時代と生活。恋や子育て、戦時下の現実、老いて死ぬことまで。
淡々とありのままを描いて、しかもずしんと重い、冷徹さと温かさ。
末盛千枝子(絵本編集者)コメント
あれだけの絵本作家が、自分の両親のごく平凡な庶民の人生をこのように描き切ったということに感動しました。
林望(作家 / 国文学者)コメント
ふつうの人生が、淡々とリアルに描かれていく。絵も心も、しみじみと美しい「文学」である。何度も涙が出た。
ピーター・バラカン(ブロードキャスター)コメント
とても素敵な映画でした。淡々と描いているけど、親への愛情が漂っています。だからイギリスのちょっと昔の話であっても、日本人が見ても共感できると思います。
志茂田景樹(作家 / 読み聞かせ隊隊長)コメント
終戦の年、僕は5歳。東京郊外の空はすでに戦場だった。僕は両親にエセルとアーネストを重ねていた。わが子を守り必死に生きる2人の命は美しく輝いていた。
クリス-ウェブ佳子(モデル / コラムニスト)コメント
これは普遍的な人間ドラマなんかじゃない。
だって「普通の家族」が、「普通じゃない時代」を生きようとしたんだから。
石川直樹(写真家)コメント
遠い場所、ちょっと昔、自分たちとすれ違うことすらなかった見知らぬ家族の話なのに、他人事とは思えない。
ぼくたちは彼らで、彼らはぼくたちそのものだ。
豊田エリー(女優)コメント
この映画を一番に薦めたいのは両親です。
楽しいだけでなく切ない部分もありますが、
一緒に観たいし、きっと観たいと言ってくれると思います。
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リンク
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片渕須直、小田部羊一、豊田エリー、志茂田景樹らが「エセルとアーネスト」を絶賛(コメントあり)
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