ルイ・ガレルが2人の女性の間で揺れ動く、監督・主演作「パリの恋人たち」公開

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ルイ・ガレルが監督、主演を務めた「A Faithful Man」が、「パリの恋人たち」の邦題で12月13日より東京・Bunkamuraル・シネマほか全国で順次公開される。

「パリの恋人たち」

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父である映画監督フィリップ・ガレルの作品をはじめ、「ドリーマーズ」「SAINT LAURENT/サンローラン」「グッバイ・ゴダール!」など俳優として活躍するルイ。「パリの恋人たち」は、不器用な男と女の揺れる関係を描いた大人のラブストーリーだ。2015年製作「ふたりの友人」以来の監督作であり、第66回サンセバスチャン国際映画祭のコンペティション部門では脚本賞を獲得している。日本国内では2018年の第31回東京国際映画祭にて「ある誠実な男」のタイトルで上映された。

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主人公は同棲するマリアンヌから、妊娠を告げられたジャーナリストの青年アベルだ。しかし、父親はアベルではなく、共通の友人であるポールだった。数年後、アベルはポールの告別式でマリアンヌと再会、そしてポールの妹エヴから好意を告げられる。ルイがアベルを演じたほか、マリアンヌに実生活でもルイのパートナーであるレティシア・カスタ、小悪魔的魅力でアベルを翻弄するエヴにリリー・ローズ・デップが扮した。

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ルイ曰く「人の気持ちはあてにならない」というシンプルなアイデアから出発したという本作。脚本は「昼顔」「ブリキの太鼓」「存在の耐えられない軽さ」などで知られるジャン=クロード・カリエールと共同で手がけた。ルイは、2人の女性の間で右往左往するアベルを「何度も生まれ変わる“いたいけな人”をイメージしました。降りかかる災難をすべて楽しんでしまう人」と説明。また文学における短編と長編の違いを引き合いに「私はこの映画を短編小説のように組み立てたいと考えました。気張らなくて、サプライズがあり、みずみずしい。重苦しい心理ドラマへのアンチテーゼでもあります」と語っている。

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(c)2018 Why Not Production

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