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性格が正反対の幼なじみであるアマンダとリリーを軸にした本作。2人が共謀し、リリーの継父の殺害を試みるさまが描かれる。アマンダをクック、リリーをテイラー=ジョイが演じ、ドラッグの売人ティムにアントン・イェルチンが扮した。
クックはアマンダについて「彼女は物心ついて以来、何にも感情を揺さぶられたことがない。空腹と疲労を感じることはあっても、喜びや悲しみ、怒り、他者への恋愛感情を抱いたことがないのよ」と説明し、「リリーとの関係を通して感情を見つけ出そうとするの」とコメント。テイラー=ジョイはクックとの撮影を「オリヴィアが動けば私も動き、私が動けば彼女も動く。互いに通じ合っているという意味で、私たちはまるでヘビのようだった。この作品は私たちが2人で作り上げた複雑なダンスと言えるわ」と振り返っている。
映像には、アマンダとリリーがソファで絆を深め合うさまが収められた。涙を流すテクニックについて語る様子が映し出されている。
オリヴィア・クック コメント
アマンダについて
これほど魅力的かつ繊細に描かれたティーンエイジャーの女の子のキャラクターは初めてだったわ。アマンダは自分の心を動かしてくれるものを見つけようとしているの。彼女の心を動かすものは存在しないからよ。彼女は物心ついて以来、何にも感情を揺さぶられたことがない。空腹と疲労を感じることはあっても、喜びや悲しみ、怒り、他者への恋愛感情を抱いたことがないのよ。
精神科医は彼女のことを反社会性パーソナリティ障害やうつ病患者だと言うかもしれないけど、私は彼女を特定の病気や性質に当てはめたくなかった。彼女は信じられないほど感情が抑圧された人間よ。リリーとの関係を通して感情を見つけ出そうとするの。
コリー・フィンリーについて
コリーは彼女たちが持つ独自の世界を鋭く捉えていたし、脚本はとても面白かった。
サスペンスの中にユーモアが巧みにちりばめられているのが気に入ったわ。
いろんなジャンルが混ざり合っているの。楽しくて新しくて興味深く、シリアスになりすぎることもない。
アニヤ・テイラー=ジョイ コメント
コリー・フィンリーについて
これほど脚本に引き込まれることはめったにない。驚くほど素晴らしい脚本だった。
すぐにリリーに惹かれ、脚本を読み終わるや否やコリーに会いたいと思ったわ。美しく巧みに作り上げられた作品で、同時に、暗く、ウィットに富んだ知的な物語よ。
アマンダとリリーの関係性、オリヴィア・クックとの撮影について
ふたりはお互いに相手の持っているもの──そして決して手に入らないものを渇望しているの。
リリーは、一切感情を抱かずに物事をこなせるアマンダに憧れ、自分も感情をなくしたいと思っている。
一方アマンダの目には、社交的で感情を持ったリリーが、自分にはない資質をすべて備えた少女に見えているのよ。
お互いにひどいことを言わなきゃいけないこともあったけど、会話のテンポやセリフ回しを楽しんだわ。
これは2人が距離を縮めるための彼女たちなりのやり方なのよ。
お互いに辛辣な言葉を投げかけ合うことで、現場には独特の空気が生まれたわ。
撮影の最後にはまるでシンクロし合うかのようにお互いの動きがぴったりとはまった。
オリヴィアが動けば私も動き、私が動けば彼女も動く。互いに通じ合っているという意味で、私たちはまるでヘビのようだった。この作品は私たちが2人で作り上げた複雑なダンスと言えるわ。
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「まるでヘビのようだった」アニヤ・テイラー=ジョイが「サラブレッド」の撮影回想(動画あり)
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