園子温×椎名桔平「愛なき森で叫べ」初映像到着、シッチェス映画祭への出品決定

園子温が監督、脚本を担当したNetflixオリジナル映画「愛なき森で叫べ」の配信日が10月11日に決定。あわせて初映像となる特報がYouTubeで公開された。

本作は「冷たい熱帯魚」「恋の罪」と同様に実際に起こった殺人事件にインスパイアされた園が、人を残虐な行為に走らせる詐欺師・村田の姿をあぶり出すスリラー。世間がある連続殺人事件に震撼していた1995年を舞台に、上京したばかりのシンは、仲間とともに村田をモデルにした自主映画を撮り始める。しかし、事態は村田を巻き込み、思わぬ方向へ転がっていく。

椎名桔平が村田を演じたほか、シンに満島真之介、シンを映画の世界に誘うジェイとフカミにYOUNG DAISと長谷川大、自主映画に参加する妙子と美津子に日南響子と鎌滝えりが扮している。またでんでんが美津子の父・茂、真飛聖が母・アズミを演じた。

特報には、とある女子校の卒業アルバムを情報源に結婚詐欺をたくらむ村田が美津子とつながるシーンが収録されている。高校時代に憧れていたクラスメイトが交通事故で急死してしまったトラウマから、引きこもりとなっていた美津子。村田は「10年前に借りた50円を返したい」という理由で美津子を呼び出し、巧みな話術とオーバーな愛情表現で彼女の心と体を奪っていく。

このたび本作が10月3日から13日にスペインで開催される第52回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭へ出品されることも明らかに。同映画祭でワールドプレミアが行われる。