実写「サザエさん」主演は天海祐希!西島秀俊、濱田岳、松岡茉優、成田凌らも出演

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アニメ「サザエさん」が実写化。天海祐希主演のスペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」として、11月24日20時よりフジテレビ系で放送される。

「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」キャスト

「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」キャスト

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「サザエさん」50周年ロゴ

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これはフジテレビ開局60周年、アニメ「サザエさん」放送50周年を記念した企画。ドラマはアニメから20年後を舞台に、登場人物が20歳年齢を重ねた設定の現代劇に。家族で食卓を囲む機会も減り、子供たちが社会の厳しさに直面している中、サザエが磯野家に再び笑顔を取り戻そうと奔走するさまが描かれる。

「サザエさん」

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天海が44歳となったサザエを演じ、中間管理職として板挟みの会社員生活を送る夫マスオに西島秀俊が扮する。そして何かを夢見ては挫折を繰り返す31歳のカツオ役で濱田岳、アパレル関係のデザイナーとして働くも仕事に思い悩むワカメ役で松岡茉優、就職活動がなかなかうまくいかないタラオ役で成田凌が起用された。また定年退職を迎え家族との距離感に悩む波平を伊武雅刀、磯野家の人々を温かく見守るフネを市毛良枝が演じる。

すでに撮影が開始されている「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」。アニメでサザエに声を当てる加藤みどりと会ったという天海は「サザエさんを演じる上で核になるようなお話を聞かせていただきました。本当にすごく素敵なことを教えていただけたので、そこを中心に大事に演じたいなと思います」と役作りを語っている。そのほか磯野家のキャスト6人、企画・プロデュースを担当した渡辺恒也によるコメントは下記の通り。

演出を担当するのは「HERO」「マスカレード・ホテル」などを手がけてきた鈴木雅之。2013年放送の実写ドラマ「サザエさん」にも参加していた阿久津朋子が脚本を手がけた。

なお11月24日にはスペシャルアニメ「サザエさん」もオンエア。

スペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」

フジテレビ系 2019年11月24日(日)20:00~21:54

スペシャルアニメ「サザエさん」

フジテレビ系 2019年11月24日(日)18:30~20:00

天海祐希 コメント

サザエを演じることへの意気込み

国民的な漫画のキャラクターなので、プレッシャーが半端ないです。でも私にと声をかけていただいたことに、少しでも応えられるといいなと思います。何よりもこんなチャンスはないので! サザエさんですよ!! すごくうれしいです。ご一緒させていただく、キャストの皆さん、スタッフの皆さんと“20年後のサザエさん”という世界を大切に積み上げて、皆さんにぜひ楽しんでいただけたらなと思います。

役作りについて

テレビアニメ「サザエさん」の声優である加藤みどりさんにお目にかかり、サザエさんを演じる上で核になるようなお話を聞かせていただきました。本当にすごく素敵なことを教えていただけたので、そこを中心に大事に演じたいなと思います。サザエさんの髪型についてもヘアメイク、監督、スタッフの方とすごく考えました。微妙にサザエさんに見える髪型、なじみの深い髪型ですからあれをどうするか、でもイメージを変えずにちょっと変化があったほうがいいんじゃないかとそこから話し合いを繰り返しました。賛否両論あるかと思いますが、私が考えるサザエさんはこのようになりました。ぜひ楽しんでいただけたらと思います。

視聴者へのメッセージ

日本のみならず、世界中に“サザエさん一家”のファンはたくさんいらっしゃると思います。その方たちにはもちろん、もしかしたらこの作品からサザエさんに触れてくださる方にも、皆さんにますますサザエさんを楽しんでいただけるよう心を込めて丁寧に演じていきたいなと思います。素晴らしいキャストの方たちと毎日楽しく撮影させていただいています。ぜひ楽しみにしてください。

西島秀俊 コメント

マスオを演じることへの意気込み

お人好しで気が弱く会社では損な役回りになってしまうこともあるマスオさん。その裏にある優しさを丁寧に演じたいと思います。原作では明るい“サザエ”とおっとりした“マスオ”の良い夫婦関係が描かれていますが、初共演の天海さんとも二人三脚でどこか温かい夫婦の形を築けたらと思います。

視聴者へのメッセージ

サザエや家族たちが待つ家に帰ることで幸せを感じている“マスオさん”を視聴者の皆さんに共感してもらえるように演じられたらなと思います。

濱田岳 コメント

カツオを演じることへの意気込み

国民的漫画のキャラクターをやらせていただくことに、とても重く責任を感じています。そして、天海さんをはじめとする、すごく豪華なキャストの方の中に“カツオ”として混ぜていただいたことは一人の役者としてとても光栄に思います。20年後で31歳になっているので、その中でも“カツオ”らしさ、視聴者の方はアニメのまま進んでいると思いますが、その20年後も、アニメと変わらず温かい目で見ていただきたいです。

視聴者へのメッセージ

日本人の誰しもが見たことがある、茶の間でご飯を食べる家族団らんのシーンは、“あの磯野家に自分がいるんだ”と思うとすごくワクワクしたんです。このドキドキ、ワクワクを視聴者の方にも早くお見せしたいです。僕の世代ですらホームコメディドラマはあまりなかったので、王道なホームコメディドラマに出られたことがうれしいです。今の時代にやることにも意味を感じますし、懐かしくもあり、もしかしたら若い世代の方は新しさを感じるかもしれない。責任をもって、お届けできるように頑張っているので楽しみに待っていて下さい。

松岡茉優 コメント

ワカメを演じることへの意気込み

撮影は順調で、現場で“ワカメさん!”と呼ばれることに慣れてきました。主演の天海さんはサザエさんのような人で、現場を明るく照らしてくださっています。パンツですか? 衣装合わせで提案してみたのですがやっぱりダメでした(笑)。

視聴者へのメッセージ

20年後ということで、ワカメちゃんは29歳になっています。就職もして、素敵な彼氏も居て。そんなワカメちゃんに大きな転機が訪れます。将来への不安や悩みを抱えた磯野家の若者たちを、どうか温かく見守ってください。

成田凌 コメント

タラオを演じることへの意気込み

皆さんのイメージは3歳のタラちゃんのイメージですから、20年後のタラちゃんを演じることはとてつもない責任を感じています。日本中誰もが知っているタラちゃんを魅力的に演じられたらなぁと思いますし、皆さんの期待を裏切らないように期待に応えたいと思います。

視聴者へのメッセージ

日々楽しく撮影させていただいて、とっても楽しい作品になると思います。家族全員が揃った初日の撮影から、磯野家全員で話をして本当の家族みたいな雰囲気です。その空気感が伝わればなと思います。

市毛良枝 コメント

フネを演じることへの意気込み

昭和の、というより、明治、大正から、こういう女性はいたなぁと思うような庶民の母像ですから、令和の時代にどうなるのか? 悩みながらも、現代のお母さん、おばあさんとして普遍的な価値にせまれるようなフネさんでありたいと思います。

視聴者へのメッセージ

今も続くサザエさんの20年後って…? 頭が混乱しますけど、磯野家のみんなで楽しく描いていきたいと思います。ぜひご覧ください。

伊武雅刀 コメント

波平を演じることへの意気込み

ありがたいことです。この国民的漫画である“サザエさん”に出演できることの幸せをかみしめております。同時に、私に“波平”ができるのか?という多少の不安も感じています。楽しみなのは、お茶の間のシーンを演じることで、役者冥利に尽きる喜びです。

視聴者へのメッセージ

この磯野家の小さな物語をご覧になって、一家団らんの素晴らしい絆を思い出して下さい。思いやり、いたわり、ゆずり合い、日本人の持っている素晴らしい国民性を思い出して下さい。

渡辺恒也 コメント

企画意図について

アニメ放送50周年を迎える今だからこそ、これまでと違う新しい角度から「サザエさん」という作品を描きたいという思いから、このドラマの企画が始まりました。アニメの「サザエさん」は今でも現代劇として制作していますが、もし現実の世界で、あの登場人物たちが20年分歳をとったらということを想像してみたとき、時代を超えても変わらない原作「サザエさん」とアニメ「サザエさん」の面白さの“芯”のようなものがお伝えできるのではないかと思いました。子供が大人になり社会に出ていって、大変なことや壁にぶつかった時、帰る家がそこにあるということは、どんなことにも立ち向かう力と、全てを笑い飛ばす明るさを与えてくれるものだと思います。20年後の「サザエさん」の世界では、カツオやワカメやタラちゃんはそれぞれ立派な大人になっていることでしょう。その分、それぞれが社会の中で悩みを抱えて、時には孤独に、迷いながら前に進もうとしているかもしれません。それでもきっと、あの磯野家はずっと、変わらずあさひが丘にあります。そして親にとって、子供はいくつになっても子供。少し歳をとった波平さん、フネさん、マスオさん、サザエさんはきっと、カツオたちの帰りを待ち、変わらない笑顔で迎えてくれると思います。アニメ「サザエさん」が誕生して50年。家族の形は多様化し、現実では磯野家のような家族はなかなか見つけることが難しくなってしまったことは事実です。ですが、日々の暮らしの中で感じる“帰る家”のあたたかさは、50年経っても変わることはありません。時代が変わっても、当たり前のように存在するこの大切なものを、このドラマでは伝えていきたいと思います。特別なことは起きないからこそ、一日一日を過ごすことが大切に思えるような、そんな未来の“磯野家の人々”との出会いを、是非楽しみにしていただければと思います!

キャスティングについて

誰もが知っているあの一家の20年後の未来を演じていただく上で、考え得る最高のキャスティングができたと思います! 撮影現場でお会いした天海さん演じるサザエさんは、持ち前の明るさとぶれない強さを兼ね備えたサザエさんそのもの、西島さんのマスオさんはお人好しで損をしがちな優しい私たちが知っているあのマスオさんでした。伊武さん・市毛さんは円熟の演技で、少し寂しさを抱えながらも穏やかな日々を過ごす波平さん・フネさんを表現してくだっています。濱田さんのカツオ・松岡さんのワカメ・成田さんのタラちゃんについては、視聴者の皆さんがキャラクターに抱いているイメージを大事にしつつ、20年の時間経過の中で“こんな風に大人になったんだな”と納得できるような方、というテーマでキャスティングを進めました。そして今回発表している7人の家族以外のキャストも、驚くほど豪華なキャストの皆さんに参加していただいております。その中には原作「サザエさん」のファンならきっと膝を打つような、あの登場人物も…。オールスターキャストでお送りするSPドラマ「磯野家の人々」、続報を楽しみにお待ちください!

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(c)長谷川町子美術館

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森山和道/ライター、書評屋 @kmoriyama

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