山形国際ドキュメンタリー映画祭の特集ラインナップ解禁、小森はるか新作など

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山形国際ドキュメンタリー映画祭2019より、「特集プログラム」の上映作品第1弾が発表された。

「二重のまち/交代地のうたを編む」 photo by Tomomi Morita

「二重のまち/交代地のうたを編む」 photo by Tomomi Morita

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「台湾マンボ」

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東日本大震災の経験と課題から生まれた作品を取り上げてきた「ともにある Cinema with Us」は、今回日本と台湾両地域における災害映像記録の重要性とその文化的意味を問う日台国際共同プログラムに。ラインナップには「息の跡」の小森はるかが瀬尾夏美と共同で監督を務めた「二重のまち/交代地のうたを編む」、台湾のドキュメンタリー製作集団“全景”の1人として活躍したホアン・シューメイの「台湾マンボ」「子どもたちへの手紙」「帰郷」など12作品が並んだ。

「雪国」

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開催地である山形を多様な視点から検証する「やまがたと映画」では、小川プロダクション出身の飯塚俊男が1989年に開催された山形国際ドキュメンタリー映画祭の第1回を記録した「映画の都」をはじめ、舞踏家の大野一雄長野千秋と共同で制作した「O氏三部作」、雪と闘う農民の生活を捉えた1939年製作「雪国」などがスクリーンに。そのほか展示やシンポジウム、県内映画館に関する資料展示、伝承文化の映像上映も行われる。

「こわれた歌」

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特集「春の気配、火薬の匂い:インド北東部より」では、インパール作戦などで日本にも知られる地域に注目。1974年製作の「ナガランドの胎動」から2018年製作「僕らは子どもだった」「禁止」まで、無数の民族文化が交差する地域の多様性を体感できる16作品がそろった。

山形国際ドキュメンタリー映画祭2019は10月10日から17日にかけて山形・山形市中央公民館などで開催される。

※記事初出時、一部事実に誤りがありました。お詫びして訂正します。

山形国際ドキュメンタリー映画祭2019「特集プログラム」上映作品第1弾

2019年10月10日(木)~17日(木)山形県 山形市中央公民館、山形市民会館、フォーラム山形、ソラリス、山形美術館、山形まなび館ほか

ともにある Cinema with Us

「二重のまち/交代地のうたを編む」
「飯舘村に帰る」
「未来につなぐために ~ 赤浜 震災から7年」
春を告げる町
「この空を越えて」
「台湾マンボ」
「子どもたちへの手紙」
「帰郷」
「洪水の後で ― 家についての12の物語」
「故郷はどこに」
「心の呼び声」
「カナカナヴは待っている」

やまがたと映画

「映画の都」
映画の都 ふたたび
O氏の肖像
「O氏の曼陀羅 遊行夢華」
O氏の死者の書
「大野一雄、元藤あき子舞踏の会」
「雪国」
「炎とビル ―酒田大火―」
「最上川のうた ―茂吉―」
「やまがた舞子 ~ 受け継がれる伝統芸能」ほか

春の気配、火薬の匂い:インド北東部より

「秋のお話」
「僕らは子どもだった」
「森の奥のつり橋」
「浮島に生きる人々」
「新しい神々に祈る」
「めんどりが鳴くとき」
「禁止」
「こわれた歌」
「ルーベン・マシャングヴァの歌声」
「老人と大河」
「田畑が憶えている」
「ナガランドの胎動」
「ミゾ民族戦線:ミゾの蜂起」
「マニプールの蘭」
「ライハロウバの踊り」
「アルナーチャル州モンパの民」

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