フランス政府指定の重要建造物であり、フランス南東部の村に実在する“シュヴァルの理想宮”の誕生秘話を映画化した本作。ある日変わった形の石につまずいたことをきっかけに、たった1人で石を運び“宮殿”を築き上げた郵便配達員ジョセフ=フェルディナン・シュヴァルの半生が描かれる。彼は1879年から1912年の33年間、のべ9万3000時間を費やし、すべて手造りで宮殿を完成させた。
寡黙で空想好きの主人公・シュヴァルに扮したのは「レセ・パセ/自由への通行許可証」でベルリン国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した
このたび公開された予告編は、自然豊かなフランスの田舎町で、娘・アリスの誕生に戸惑うシュヴァルの姿からスタート。幼い娘のために“おとぎの国の宮殿”造りを決意する姿や、さまざまな苦境に直面しながらも建設に没頭していくさまが切り取られている。また「パパのせいで、からかわれるの」と成長したアリスが訴える場面のほか、彼を見守る妻の葛藤も捉えられた。
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リンク
- 「シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢」 公式サイト
- 「シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢」 公式(@cheval_movie) | Twitter
- 「シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢」 予告編
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ulala フランス在住の著述家 @ulala_go
建設に33年!実在するDIY宮殿の誕生秘話描く「シュヴァルの理想宮」12月公開
フランス政府指定の重要建造物であり、フランス南東部の村に実在する“シュヴァルの理想宮”の誕生秘話を映画化した本作。https://t.co/VmjMVfYpqQ