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2027年の京都を舞台にした本作は、内気な高校生・直実が、10年後の自分である青年ナオミとともに運命に抗おうとするさまを描く物語。直実を北村、ナオミを松坂が演じ、ヒロインの瑠璃に浜辺が声を当てる。イベントには、本作のために結成された音楽プロジェクトであり、主題歌を担当した“2027Sound”メンバーの
本作が声優初挑戦の北村は「アニメーション映画が昔から大好きで、実は細田守監督作品のオーディションに参加したこともあるんです。いつか声優仕事をやりたいなと思っていたんですが、今回伊藤監督とご一緒できて夢が叶いました! 僕のキャリアの中でもかなり挑戦的なことですが、果敢にいこうと思いました」と喜びを噛みしめる。さらに「うちの家族がジブリ好きの“ジブラー”で、愛犬の名前もハク(「千と千尋の神隠し」のキャラクター)っていうんです」と幼い頃からアニメ好きだったことを明かした。
「パディントン」で吹替経験のある松坂は「監督から『パディントン』を観てお願いしようと思ったという熱いお手紙をいただきまして。今度はパンダとかコウモリをやるのかなと思っていたら、人間だったので意表を突かれました(笑)」と冗談交じりに述懐。伊藤は「パディントンのイノセントなキャラクターが、ナオミの芯にある部分と共通するんじゃないかなと。あと外見も似ていると思います!」と続けた。
先行してセリフを収録し、その声に合わせて作画するプレスコ方式が採用された本作。松坂は「想像力をふくらませながら声を入れなきゃいけないのが難しかった」と語ると、収録の際に伊藤とともにアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の話で盛り上がったと話し、「叫ぶ演技のときに監督から『初号機が胸を貫かれるシーンの碇シンジです』と言われて『あっ、あれか。がんばります!』みたいな(笑)。共通言語があってやりやすかったです」とエピソードを披露する。それを受けて、北村が「僕はガンダムが大好きで。でもプレスコでガンダムはハマらなかったみたいですね(笑)」と悔しがると、浜辺は「ひたすら現場で『面白いんだよー!』ってプレゼンをされていたのを覚えています」と振り返った。
“2027Sound”について、OKAMOTO'Sのオカモトショウは「プロの劇伴家の方もいる中で、最初に声をかけてもらえたのはうれしかったし、俺たちの音で映画が華やかになったり、切なさを増したりということができたらいいなと思いました」とコメント。北村は「ものすごいメンバーが集まったなと思いました。普段から親交のある方々を先頭に、こんなに素晴らしい方々が1つの映画に音楽の面で参加してくれるのは新しいし、実験的だなと思いました。実際に聴いてみても『こんな映画音楽聴いたことない』と感じましたね」とうれしそうに述べた。
「HELLO WORLD」は9月20日より全国でロードショー。
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北村匠海、浜辺美波へ“ガンダム愛”プレゼン、松坂桃李はエヴァお手本にプレスコ挑戦(写真31枚) - 映画ナタリー https://t.co/f7pLMvz0kt