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天候の調和が狂っていく時代を舞台に、離島から東京に家出してきた高校生・森嶋帆高と、祈るだけで空を晴れにできる不思議な力を持つ少女・天野陽菜の出会いを描く本作。東宝によると、公開初日から11日目となった本日、観客動員数300万人、興行収入40億円を突破したという。まずマイクを握った新海は、「10回以上観た方はいますか?」と観客に問いかけた。手が挙がった様子を見て驚きつつも「ネットでよくエゴサーチをするんですけど、皆さんいろんな感想をつぶやいてくれていて」と、反応の大きさに喜びを見せる。
今回のイベントでは、「新海監督は〇〇だ」をテーマにフリップトークが行われた。帆高役の醍醐は「超・マイナスイオン系お父さん」と回答し、理由を「すごく素敵な言葉遣いをされるんです。心が浄化されるようなマイナスイオンを放っています」と説明。対する新海は、昨日深夜に醍醐から連絡が来たことを明かし「“今『秒速5センチメートル』観てます”ってLINEをくれて。だんだん神木(隆之介)くんみたいになってきました(笑)。醍醐くんも癒し系ですよ」と新たなファン獲得に顔をほころばせる。陽菜役の森は「ドS」と書かれたフリップを掲げ、アフレコ収録時に不在のキャストの代役を務めたエピソードを披露。「完璧に応えたいのに、『できるよね?』っていつも急に言われるので……。でも、それが楽しかったです。そんな私はドMなんでしょうか?」と話し、会場の笑いを誘う。
女子大生・夏美役の本田は「軽やか」という文字とともに新海の似顔絵を描いた。「軽やかに我を通す人です」とほほえむと、新海は「翼さんは、僕では想像がつかなかった夏美をくれたんです」と本田とのアフレコを振り返った。最後に「抜群」という答えを挙げたのは、帆高を雇うオカルト雑誌のライター・須賀圭介役の小栗。ビデオコンテにはほぼ新海の声が吹き込まれていたことを明かし、「監督の声ができあがっていたので、須賀に関しては監督の声で表現されていたこと以外ほぼ何もしていないんです。声優やればいいのにって思ってます」と才能を絶賛。照れながら否定する新海は小栗との飲み会を回想し、「小栗さんはひょうひょうとしていて、何をお願いしてもスッとやってしまう。でも飲んだときに、ビデオコンテを何度も聞いて猛練習してきたと話してくれて。そんな話を制作が終わってからするんですよ」と述懐。「なんて素敵な人なんだろうと思って感激しました」と褒め返していた。
第44回トロント国際映画祭のスペシャルプレゼンテーション部門に出品が決定している「天気の子」は全国で公開中。
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