ホウ・シャオシェン監修、台湾民間芸能“布袋戯”のドキュメンタリーが公開決定

9

763

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 54 74
  • 635 シェア

ホウ・シャオシェンが監修したドキュメンタリー「台湾、街かどの人形劇」が、11月30日より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開される。

「台湾、街かどの人形劇」ティザーチラシビジュアル

「台湾、街かどの人形劇」ティザーチラシビジュアル

大きなサイズで見る(全2件)

本作は台湾の民間芸能の1つで布袋戯(ほていぎ)と呼ばれる人形劇に関するドキュメンタリー。「戯夢人生」などホウ・シャオシェン監督作の常連俳優であったリー・ティエンルーは、布袋戯の大家として知られていた。本作では、その長男にして布袋戯の伝統を継承したチェン・シーホァンに密着している。母の姓を継いだことで父との間に深い溝が生まれ、自身が80歳を超えた今なお、わだかまりを抱えて生きるチェン・シーホァン。父であり、師匠でもある今は亡きリー・ティエンルーとの関係から逃れられない息子の葛藤と闘いの記録がつづられる。

ヤン・リージョウ

ヤン・リージョウ[拡大]

監督は金馬奨50周年記念作品「あの頃、この時」など、数多くのドキュメンタリー映画を手がけてきたヤン・リージョウ。彼は本作について「この映画は台湾伝統布袋戯の技、その伝承、そして父子関係に関するドキュメンタリーです。10年に及ぶ撮影期間中、布袋戯の文化は言語の弾圧・エンタテインメントの多様化など不可逆な状況を目撃してきました。台湾伝統布袋戯が消えつつある現状にもぜひ目を向けてください」とコメントしている。このたび公開されたティザーチラシには、チェン・シーホァンが父から受け継いだ戯劇の神“田都元帥”の入った赤い箱を持つ姿が捉えられた。

この記事の画像(全2件)

(c)Backstage Studio Co., Ltd.

読者の反応

  • 9

玉置泰紀 エリアLOVE Walker総編集長 @tamatama2

ホウ・シャオシェン監修、台湾民間芸能“布袋戯”のドキュメンタリーが公開決定(コメントあり) - 映画ナタリー https://t.co/2LP5oMKh3q

コメントを読む(9件)

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 台湾、街かどの人形劇 / ホウ・シャオシェン / リー・ティエンルー / チェン・シーホァン の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。