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“引っ越し大名”と呼ばれた実在の大名・松平直矩(なおのり)のエピソードをもとに、莫大な費用が掛かる引っ越しを知恵と工夫で乗り切ろうとする姫路藩士たちの奮闘を描いた本作。星野が引っ越し奉行に任命される主人公・片桐春之介、高橋が御刀番・鷹村源右衛門、高畑が春之介をサポートする於蘭を演じた。そのほか不運の大名・松平直矩に及川、将来有望な藩士・山里一郎太に小澤、勘定奉行の佐島竜五郎に正名、家臣の高橋四郎に飯尾が扮している。
星野は春之介の“引きこもり侍”というキャラクターに触れながら「家じゃなくて、仕事場に引きこもるんです。書庫番だからずっと本を読んでいて、そのときに得た知識が引っ越し奉行にも生きてくる。春之介が自分の大好きだったものを消さないで、どんどん大きくなっていく話」と紹介し、「笑えるし、最後には感動できる。こんな時代劇はなかなかない」と胸を張る。高橋も「とっても楽しい作品に仕上がった」と付け加えた。
星野よりひと回り下の世代ながら、劇中では春之介の姉さん女房的な立ち位置を演じた高畑。「子持ちのバツイチでいろいろ背負ってるキャラクター。姉さん感を出せるように気持ちで負けないようにしました」と撮影時の心境を明かす。実在の人物を演じた及川は「お会いしたことはないのでプレッシャーは感じない」と断言しつつ「エンタテインメント作品として役に向き合いました。大名としての存在感の重さと軽さを意識してます。そのスイッチング」と語り、指パッチンをして会場を沸かせた。
犬童は「子供の頃からテレビで娯楽時代劇を楽しんできた世代。それを今の映画として作って、自分がもう1回楽しみたかった」と作品作りの根底にあった思いを述べる。そして「スターがいつもキラキラしていて、魅力的な脇役が出てきて、観ている間はあっという間に時間が過ぎる。でも鑑賞後には何か心に残るものがある。そういう時代劇を作りたかった」と続けた。
姫路城をはじめ、ロケーションでの撮影も行われた本作。星野は兵庫・淡路島での撮影を振り返り「砂浜での殺陣が大変なシーン。いっちゃんが、がんばってくれてる」と高橋の活躍ぶりに言及し、及川も「とにかく一生くんがかっこいい」と同意。撮影が行われた2018年6月は猛暑だったそうで、及川は「砂浜だから逃げ場所がないんですよ。お殿様はいい衣装だったから、それが(余計に)暑い」と振り返り、星野も「お殿様だけ籠の中だから激アツ」と及川の身を案じていたことを明かした。
高畑は星野に向かってまんじゅうを投げるシーンのエピソードを披露。「1回目投げたら、源さんの右目にヒットして『あ、やっべ!』って……。もう顔に当てないようにしなきゃと思ってたら、2回目は左目に当たって、両目があんこまみれに……」と笑い混じりにコメント。星野は「気を使われて優しいところに当たるよりかはどんどん当ててほしかった」と高畑をフォローしつつ、「でもまさか両目にくるとは。すごく痛くて面白かったです。まんじゅうって痛いんです」と笑っていた。
「引っ越し大名!」は8月30日より全国ロードショー。
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