成田凌の主演作「
「舞妓はレディ」の
池松は映画黎明期を支えた実在の映画監督・二川文太郎を演じ、成河は俊太郎が働くことになる映画館の映写技師・浜本に扮する。酒井は黒島演じるヒロインの母親役、山本は日本映画の礎を築き“映画の父”として知られる牧野省三役で出演。池松、成河、酒井は周防組に初参加、山本は2007年の「それでもボクはやってない」以来12年ぶりに周防とタッグを組むこととなった。
若き活動写真監督を演じた池松は、「映画を純粋に繋いでくれた先人達には無条件の尊敬があります」と業界の先輩たちへの思いを述べる。成河は「器具を使わずハサミと薬品だけでフィルムを手繋ぎして編集するので、その技を会得するのがとにかく大変でした」と苦労を明かした。
竹中直人、渡辺えり、小日向文世も出演する「カツベン!」は12月13日に公開。
池松壮亮 コメント
活動弁士が題材の映画と聞き、とても面白いなと思いました。日本にしか無かった文化だと知り更に興味を覚えました。実在の人物の役ですが、映画を純粋に繋いでくれた先人達には無条件の尊敬があります。周防監督のもと、職人気質なスタッフに囲まれて、ほんの数日間でしたが良い時間を過ごす事が出来ました。
成河 コメント
大正時代の映写技師は、器具を使わずハサミと薬品だけでフィルムを手繋ぎして編集するので、
その技を会得するのがとにかく大変でした。当時使われていた貴重な映写機を実際に使わせて頂けたことも大切な思い出です。
酒井美紀 コメント
いつか周防監督とご一緒したいと思っておりました。撮影の日は、うれしさと緊張の感情のうねりが交互にやってきていましたが、周防監督の持つ穏やかな雰囲気に包まれ、カツベンの一部になれるよう気を引き締めて撮影に挑みました。とても楽しい時間でした。
山本耕史 コメント
「それでもボクはやってない」以来の周防組でしたが、監督の現場は相変わらず穏やかで、ひとりの役者として撮影に参加しているのがとても楽しい現場でした。日本映画の父と呼ばれる牧野省三役を演じさせていただきましたが、当時の映画人が持っていた勢いをみなさんに感じていただければと思います。
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