SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019が本日7月13日に埼玉・SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザで開幕。オープニング作品として「
本作は、亀だけが友達の内気な女子大生・亀田美羽、タレント一家に生まれた恋愛体質の兎草早織、復讐代行屋を父と営む戌井小柚という3人の女子が織りなす物語。上田とともに「カメラを止めるな!」で助監督とスピンオフ版の監督を務めた中泉、スチールを担当した浅沼が3人でメガホンを取った。浅沼は「2012年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭で初めて出会って、そこから3人でいろいろな企画をやりながら、今やマブダチ」と3人の関係を明かす。
2016年から企画が始動するも、2年以上内容が固まらなかったという本作。浅沼が「その2年間は自分たちの作品や好きな作品をお互いに見せ合って、お互いを理解するような感じ。でも僕にとっては長い夏休みのようだった」と懐かしむと、上田は「結局、締め切りが来てしまって企画を固めたような感じ。夏休み最終日に宿題を一気に仕上げたようなもの」と続けた。
3人の監督による演出に戸惑いつつも「いろいろなアイデアが出るという利点もあった」と振り返った井桁。石川も「ラストは3人の監督の熱量が上がって、それがぴったりと合わさる瞬間があった」と新鮮な面持ちで語る。また、中泉は紅甘の独特なオーラを「しゃべると個性的でワードセンスもある。魅力的だし、映像の方がよりかわいい!」と称賛。続く上田は、石川について「一見キャピキャピ無邪気な少女だけれど、いろいろな表情を見せるし、何を考えているかわからない色気もある。そこに惹かれました」と、浅沼は井桁について「太陽です! 太陽は自分の明るさに無自覚。それくらいの明るい感じがある」とそれぞれ魅力を述べた。
最後に上田は「3人の共同監督で1本の長編映画を作るのは世界的に見ても例のないこと。周りの大人からは『うまくいかない』と言われたけれど、無理だと言われれば言われるほどチャレンジしたくなった」と述懐。さらに「撮影中にも『この映画を作れてよかった』と思う瞬間が何度もあって、そう思えたのがうれしかった。内容はエンタメですが、序盤からいろいろな仕掛けがあるので、前のめりになって楽しんで観てほしい」とアピールした。
「イソップの思うツボ」は8月16日より全国ロードショー。なお、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019は7月21日まで開催される。
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上田慎一郎ら3監督、「イソップの思うツボ」企画中は「長い夏休みのようだった」
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