ドラマ「これは経費で落ちません!」の試写会が本日7月12日に東京・NHK放送センターで行われ、キャストの
青木祐子による小説「これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~」を実写化した本作は、せっけんメーカーの経理部で働くアラサー独身女子・森若沙名子を主人公としたドラマ。「何事にもイーブンに生きる」がモットーの彼女のもとに回ってくる領収書や請求書から、思わぬ人間模様が浮かび上がってくるさまをコミカルに描く。
森若役の多部は、経理部社員という役柄のため「数字を覚えるのが大変」と苦労をのぞかせながら「しんどいながらも楽しい日々を過ごしております」と現場の様子を語る。共演者の印象を問われた多部が、吹越を見つめながら「お父さんみたいな存在で、安心です」と述べて言葉を探していると、吹越は「それ以上ないんだそうです」と苦笑交じりに打ち切った。森若にアタックする山田太陽役の重岡が「どう思われてるのかなと。あんまり現場でお話する機会もなかったですし」と気にしていると、多部は「そうですね、だから特にない!(笑)」とあっさり述べて重岡を爆笑させ、「若い男の人と、何をしゃべっていいのかわからないんですよね」と首をひねっていた。
対して重岡は、多部について「職人さんみたいなイメージです。パパパパーンってOKを出して、『お疲れ様でした!』って小走りで帰っていくような」と表現。第1話で藤原紀香とのシーンが多かった重岡は、藤原について「オーラが本当にすごいですよね。僕は藤原さんと不倫を疑われる設定だったんですけど、横に並んだら僕の一般人感がすごかったです。拭いきれぬ小物感! だから『あの2人、付き合ってるんちゃうん?』って言われるような空気感を出せるようにがんばりましたね」と振り返った。
続いて記者から「印象的なシーンやセリフは?」という質問が飛ぶ。重岡はタイトルにもなっている「これは経費で落ちません!」という一言を選び「決めゼリフみたいなものですし、現場や映像で観たときはうれしかったです」とコメント。しかし、多部から「あれ、そのとき現場にいましたっけ?」とツッコまれ、重岡は「いなかったかもしれませんね。すみません、流れるように嘘をつきました。映像で観ました」と平謝りする。吹越が「角田(晃広)さんとやり合うシーンがあるんですけど、メインの監督がけっこうプレッシャーをかけてくるんです。テストのときに『キャリア長いんだからもう大丈夫だろ?』って台本を取り上げるんですけど、あれやめてほしいよなあ……」とぼやくと、重岡は「(トークの)テーマはやめてほしいことでしたっけ?」と笑った。
多部は、第6話の1シーンが印象的と述べ「昨日撮影しようとしたら雨で中止になっちゃったんですけど、台本では沙名子と太陽が少年少女のような……(笑)。30歳と26歳が演じることではないようなことをします」とアピール。吹越も「(台本を)読んだ読んだ!『うわっ、かわいいー!』って思ったよ」と興奮気味に語った。
全10話の「これは経費で落ちません!」は7月26日22時からNHK総合でオンエア。
ドラマ10「これは経費で落ちません!」
NHK総合 2019年7月26日(金)スタート 毎週金曜 22:00~22:49
※全10話
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
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