台湾の映画監督
当時の台湾で頻発していた誘拐事件をモチーフにした「熱帯魚」は、事件に巻き込まれた受験生が、連れ去られた南部の漁村で白昼夢のような経験をする物語。誘拐犯一家と人質少年の交流がユーモラスに展開していく。チェン・ユーシュンが監督デビューを飾った同作は、第48回ロカルノ国際映画祭で青豹賞、第32回金馬奨で最優秀脚本賞と最優秀助演女優賞を受賞した。
「ラブ ゴーゴー」は台北に住む個性豊かな若者たちの、どこか滑稽な恋物語をユニークな視点でつづったラブコメディ。1998年の日本初公開時に、チェン・ユーシュンは「『熱帯魚』では、これまでの台湾映画とは違う、自分の目で見た台湾を撮ろうと考えた。対して今回は、その自分の目で見た台湾を個人の感情に凝縮しようと試みたんだ。どこの国の誰でもこの映画に流れる感情を理解できるはずだ」とコメントしている。
「
チェン・ユーシュンの映画作品
リンク
- 「熱帯魚(デジタルリストア版)」「ラブ ゴーゴー(デジタルリストア版)」公式サイト
- 「熱帯魚(デジタルリストア版)」「ラブ ゴーゴー(デジタルリストア版)」予告編
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
映画ナタリー @eiga_natalie
90年代台湾捉えた青春映画「熱帯魚」「ラブ ゴーゴー」リストア版の予告解禁
https://t.co/fH8R3aoq8V https://t.co/972GnVwlRl