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本作は戦艦・大和の建造計画に反対を唱える海軍少将・山本五十六が天才数学者・櫂直(かいただし)を引き入れ、軍部の陰謀を暴こうとするさまを描く物語。三田紀房の同名マンガがもとになっている。
櫂役の菅田は撮影を振り返り「監督がここをこうしたらいいんじゃないか、とかずっと楽しそうにしてるんですよ。とてものびのびとやらせていただきました」とコメント。櫂を演じるうえで難しかったことを問われると「一見すごいことをやっているように見えますが、櫂は体を使って汗水垂らしてがんばっているだけなので、数学はそれを支えるための力だと思っていました」と答えた。
元々海軍士官の役に挑戦してみたかったという舘は、自身が演じた山本について「本当に大きな役」と語る。劇中での坊主姿にも躊躇はなかったと述懐し、「やりたかった役なので、髪を切るぐらいどうってことないです」と笑う。菅田に対しては「本当に天才。この顔でこのスタイルであんだけ芝居がうまくて。女にモテないわけがないです」と絶賛。菅田が「うわー、舘さんにそう言っていただけるとうれしいです!」と喜んでいると、舘は「初めて男に嫉妬しました」と賛辞を重ねた。
櫂とともに大和の建造計画阻止に奔走する海軍少尉・田中正二郎を演じた柄本。菅田との共演を振り返り「えらい仲良くなりました。映ってないところでは2人でずっとゲラゲラ笑っていて」と笑顔を弾けさせ、菅田とともに「楽しかったっすよね!」と声をそろえる。浜辺は「緊張していましたが、優しい監督でよかったです」と述べ、待機中は菅田らとしりとりをしていたことを明かす。負けるとくすぐられるというルールで、もっぱら鶴瓶がくすぐられていたことを菅田と柄本が暴露すると、鶴瓶は「合わせてたんや!」と反論した。
造船会社「大里造船」の社長・大里を演じている鶴瓶は、作品との縁を感じたエピソードを紹介。大和の装飾に使用されている菊花紋章に金箔を貼ったのが義父であると明かし「女房のおふくろから話は聞いていたんですけど、こういう役が来たんやと。冒頭で(大和が)バーッと上がってくるときに『これなんやなあ』と思いました」と語る。もともと大里は、三田が鶴瓶をモデルに描いた「鶴辺清」というキャラクターがベースになっており「この映画の関係者に役を紹介されたとき、鶴瓶製作所って描いてあって、これ俺やんか!と思いました」と述べ、菅田に「著作権フリーな感じで」といじられていた。
終始橋爪と仲のいい様子を見せていた小林は菅田から「(撮影中も)橋爪さんと克也さんがずっとイチャイチャしてた」と明かされ、苦笑しつつ菅田を「本当に声がいいよね」と褒める。菅田は「舘さんにモテるって言われて、克也さんに声褒められて、俺今日すごいな!」とご満悦の様子。田中と2人で撮影したシーンを振り返った菅田が「『今のカット、同い歳の人と話してるみたいだった』と言われて、うれしかったですね」と述べると、田中は「我を忘れてやっていました。本当に」としみじみ話す。菅田は同じく関西出身であることから意気投合したという橋爪から「結婚するときは(妻を)紹介してくれって言われました。(撮影)初日で(笑)」と明かし、橋爪は「菅田くんから関西弁が出てきてびっくりしちゃって。一気に距離が縮まったの」と語った。
山崎は本作でのVFXシーンの出来を問われると「観たことがない大和の沈没シーンを描きたかったので、VFXの労力はかなりそこに割かれています。でも後半は人間同士の戦いが面白くなっていくので、人間ってすごいなあと思いました」と語った。
「アルキメデスの大戦」は、7月26日より全国でロードショー。
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菅田将暉の映画作品
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写真コメント最高です(笑)