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第35回サンダンス映画祭ワールドシネマドラマティックコンペティション部門の審査員特別賞・オリジナリティ賞を獲得した本作は、両親を亡くした少年少女がバンド“LITTLE ZOMBIES”を結成する物語。二宮、水野、奥村、中島がLITTLE ZOMBIESの面々を演じている。
本作で長編デビューを飾った長久は、改めてサンダンス映画祭のトロフィーを手にし「重い」と笑顔に。現地での反応を問われると、「アメリカの今までの文脈とは違う、悲劇だけど新しいブラックコメディと捉えていただき、ゲラゲラ笑ってもらうような楽しみ方をしていただきました。そのリアクションが新鮮で楽しかったですね」と振り返る。脚本の段階で「海外でウケる」と感じていたという工藤は、「こういう映画自体が今まで存在していませんでしたし、全然疑いはありませんでしたね。こんな作品に出たいと思っていました」と長久に賛辞を贈った。
長久の短編「そうして私たちはプールに金魚を、」を鑑賞していた池松は、同作の感想を「ちょっとぶったまげたんですよ。あくまで主観ですが、天才だと思いました」と述べ、「いつ長編をやるのかなと思っていたら、1年後には撮影していましたね」と回想する。長久組での撮影を「型にはまっていなくて自由。才気あふれるスタッフが揃っていました」と述懐。大人顔負けのしっかりとしたコメントを繰り出す二宮たちには「誰が仕込んだんでしょうね」と舌を巻いた。
続けて、MCからの質問に二宮、水野、奥村、中島が〇×の札で回答する質疑応答がスタートする。「(池松演じる)望月のようなマネージャーは好きか?」という問いには二宮以外の3人が〇と答えた。二宮が「お金のことばかり考えて怖い」と×にした理由を語ると、長久は「反抗的ですね」と笑う。劇中での4人の父親について「こんなお父さんは嫌か?」という質問には4人とも〇と回答する。「母親以外に愛人がいるのはダメ」「子供に暴力を振るうから」「だらしない」「いじめられるよりいじめる側のほうがいいというのはいけない」という4人のコメントに、池松は再び「誰が仕込んだんですかね」と笑い、長久は「正しすぎて……ごめんね。でもお父さんたちもがんばってると思うよ!」と劇中の父親たちをフォローした。
最後の「今後俳優一本で活動していくか」という質問では、水野以外の3人が×という結果に。〇の札を持った水野が「え、なんで? 待って待って、なんで×なの?」とうろたえていると、観客から笑い声が起きる。似顔絵師としても活動する奥村は「似顔絵をもっとやっていきたい」、モデル業も行う中島は「モデルの仕事をもっとしっかりやってから」とコメント。「ギターを弾くので音楽の道にも挑戦したい」という二宮に、長久は「慶多くんは劇中よりも全然歌うまいですからね。ごめんね、下手なテイク使って」と謝り、あえて二宮に歌の練習をしないよう伝えていたことを明かした。
「ウィーアーリトルゾンビーズ」は、全国で公開中。
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