1970年代の米ワシントン州を舞台に、アートを創作するかのように殺人に没頭する男ジャックが、“ジャックの家”を建てるまでの12年間を描いた本作。
このたび公開されたのは、ジャックがターゲットにした未亡人女性の家へ入ろうとするシーン。堂々と家を訪ねたジャックは「どなた?」と聞かれると、とっさに「警察です」と嘘で返す。「(警察)バッジを見せて」と要求されたジャックが「……私も見たい」「私のバッジは今、銀細工師に預けてます」などと怪しい言い訳を並べる姿も収められた。最後には、女性に追い返されそうになったジャックが「素晴らしい! 素晴らしい!」となぜか拍手を始める。
自ら脚本も手がけたフォン・トリアーは「このシーンは特におかしくて、一瞬で書き上げたよ」と、執筆時を回想。「ジャックのセリフを書くのは楽しかった。どんなとんでもないことを言い出してもおかしくない人間だからね。実は今作にはそういったちょっとしたおかしなアイデアがちりばめられている。“悪”という概念に風穴を開けようとしているんだ」とジャックの言動に込めた意味を明かしている。
「ハウス・ジャック・ビルト」は6月14日より東京・新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国でロードショー。なお日本ではR18+指定の無修正完全ノーカット版を上映する。
※「ハウス・ジャック・ビルト」はR18+指定作品
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「ハウス・ジャック・ビルト」本編映像、家に押し入ろうとする殺人鬼が「警察です」(コメントあり)
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