監督最新作「Young Ahmed(英題)」が第72回カンヌ国際映画祭の監督賞に輝いた
「Young Ahmed」は、ベルギーに暮らす13歳の少年アメッドが主人公の物語。テレビゲームが好きなごく普通の少年だった彼が、過激なイスラムの思想にのめり込み、その考えを認めない先生を殺さねばならないと思い込んでいくさまが描かれる。イディル・ベン・アディ、
8本連続で同映画祭のコンペティション部門に選出され、これまでにパルムドール、男優賞、女優賞、脚本賞、グランプリを獲得してきたダルデンヌ兄弟の監督作。このたびの監督賞受賞をリュックは「監督賞はスタッフとともに行なわれる映画作りの中核についての賞。とてもありがたいです。生命賛歌の映画を作りたい、と思っていました」と喜ぶ。そしてジャン=ピエールは「すべての人々に感謝を捧げます。特に主人公を演じたイディル。本当に彼は素晴らしい演技を見せてくれた。ありがとう」とコメントした。
「Young Ahmed」は、2020年に日本公開される。
ジャン=ピエール・ダルデンヌ コメント
すべての人々に感謝を捧げます。
特に主人公を演じたイディル。本当に彼は素晴らしい演技を見せてくれた。
ありがとう。
宗教的思想に取り憑かれても、真の人生への目覚め、生への渇望が響き、その狂信を打ち砕くことを示したいと思いました。
リュック・ダルデンヌ コメント
監督賞はスタッフとともに行なわれる映画づくりの中核についての賞。
とてもありがたいです。生命賛歌の映画を作りたい、と思っていました。
生命に訴えかける、世界に開かれた作品を作ることが、映画の使命だと思っています。
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