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同映画祭批評家週間の特別招待部門に出品された本作は、禅僧の道元が遺した「典座教訓」を軸に、東日本大震災以降の日本における仏教や信仰の意義を探求する映画。「サウダーヂ」「バンコクナイツ」の
上映前には富田、キャストである全国曹洞宗青年会の河口智賢と倉島隆行が登壇。富田は「東日本大震災による津波の被害、そして原発事故によって、日本は大きな危機を迎えました。それ以降、彼ら僧侶たちは皆から必要とされ始めているように感じていると言います」と語り、「今こそ、私たち日本人は変わらなければいけない。加えて、仏教界も変わらなくてはいけないという彼ら僧侶たちの思いを映画に込めました」と続ける。
河口は「カンヌ映画祭とご縁をいただいて本当に心から感謝しています。私たち日本人は8年前に深い悲しみを迎えました。その中で、私たち僧侶ができることはなんなのか、それを日々考えてきました」と述懐。「私たち僧侶も1人の人間です。ときに苦しみ、葛藤しながら日々生活をしています。それでも、いつも人々の心に寄り添う仏教の素晴らしさを伝えたいという思いで、この映画を製作しました」と本作への思いを伝えた。
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「典座 -TENZO-」は2019年秋に公開予定。フランスでも、2019年秋に150館以上で上映される。
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- 「典座 -TENZO-」公式サイト
- 「典座 -TENZO-」海外版特報
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