ドラッグ依存症に苦しむニックと父親デヴィッドの愛と再生を描く本作。シャラメがニック、スティーヴ・カレルがデヴィッドにそれぞれ扮した。
シンガーソングライターの
※「ビューティフル・ボーイ」はR15+指定作品
関連する特集・インタビュー
町山智浩(映画評論家) コメント
ビューティフルに美化されない中毒の現実。
何度落ちても抱きとめなければ。
それも映画の役割。断罪じゃない。
宮沢和史(シンガーソングライター) コメント
毎日が初体験である人生を息子が歩んでいる間父親は三つの人生を同時になぞる
自分の父親が歩いた人生
自分の息子がこれから歩む人生
そして、残された自分の人生…
滝藤賢一(俳優) コメント
子供の為に生きる覚悟を決める。
我が子という存在は何者にも代え難い特別なものだ。
有村昆(映画コメンテーター) コメント
この物語はヒーローも悪役も存在しない。
リアルな父と子の記録だけに残酷だ。
自分の子供に何があっても守る。親子で見るべき映画No.1。
金原瑞人(翻訳家) コメント
父親が最後に自問する。「自分にこの子を救うことができるのか」。
その絶望が心臓をわしづかみにする。
そして最後の最後、苦しいばかりの絶望がふっとゆるむ瞬間、
すごい映画を観たという感動がこみあげてくる。
映画が終わって、エンディングロールの数行を読んだとたん、
それまでこらえてきたつらさが一気に浄化されて、体が震えた。
全身でこの数行を求めていたことがわかった。
マリエ(デザイナー) コメント
サウンド・カラー・描写の全てが繊細なAランク級ムービー
あらゆるADDICTIONと戦う全ての魂と、それをみつめる全ての優しい魂へ。
藤本国彦(ビートルズ研究家) コメント
ジョン・レノンの死の直前、ジョンに秀逸なインタビューを行ったライター自身に、
これほどの「長く曲がりくねった人生」があったとは。
新谷洋子(音楽ライター) コメント
大の音楽ファンである監督が、音楽を愛する親子を描くために選んだのは、オールジャンルの名曲。
各シーンにぴたりと寄り添う歌詞の内容や曲の背景を知れば、
並ならぬこだわりが分かるというもの。どの曲にも存在意義があり、
エモーショナルな接点を示して、交錯する現在と過去をひとつにつないでいる。
ハマ・オカモト(OKAMOTO'S) コメント
ティモシーシャラメ氏の美しいこと、、、。
その「美しさ」の中で描かれていく物語とその過程になんども感情を揺さぶられました。
和田秀樹(精神科医) コメント
美少年ティモシー・シャラメをいかにドラッグが破壊していくかをものの見事に描く圧倒的なリアリズム。
依存症を甘く見る日本人に必見の名作。
香山リカ(精神科医) コメント
ドラッグ依存の回復に必要なのは、罰や制裁ではなく、適切な治療とその人を支え続ける誰かの愛。
美しい映像や音楽とともにそのメッセージが静かに伝わってくる。
佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト) コメント
どんなに青年が美しくても、父親の愛が奥深くても、ドラッグはすべてをなぎ倒していく。
絶望と希望の繰り返しと、重なっていく音楽の美しさの落差に衝かれた。
歌川たいじ(まんが家・小説家) コメント
荒涼とした現実の中に光る、痛みに満ちた希望。そんなものを支えに歩かざるを得ない父子。
けれど、彼らだからこそたどり着く場所が、きっとある、あるべきだ。
父の表情に、息子の涙に、激しい祈りが込められているのを感じた。
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ティモシー・シャラメの映画作品
リンク
- 「ビューティフル・ボーイ」公式サイト
- 「ビューティフル・ボーイ」日本オリジナル本予告
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しげ @tamisukefumiaki
宮沢和史、滝藤賢一らが父子の絆描く「ビューティフル・ボーイ」にコメント - 映画ナタリー https://t.co/ZgHh3K56OE