クメール・ルージュの大虐殺を描き続ける映画作家リティ・パンの特集が京都で

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カンボジアとフランスに市民権を持つ映画監督リティ・パンの特集上映が、4月20日より京都・出町座で行われる。

「リティ・パン監督特集 in 京都」チラシビジュアル

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「消えた画 クメール・ルージュの真実」 (c)CDP / ARTE France / Bophana Production 2013 - All rights reserved

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「エグジール」

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「名前のない墓」

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ポル・ポト率いるクメール・ルージュ体制の支配下で数百万人が虐殺されたカンボジア。この大虐殺で家族を失い亡命したリティ・パンは、現在まで続くその余波に焦点を当てた作品を生み出し続けている人物だ。この特集では、第66回カンヌ国際映画祭ある視点部門でグランプリを獲得した「消えた画 クメール・ルージュの真実」をはじめとした監督作4本がラインナップに。大虐殺の加害者と被害者を政治犯収容所S21に集め、非人間的で過酷な日々を再現した「S21 クメール・ルージュの虐殺者たち」、カンボジアが被った歴史的悲劇をある少年の日常を通してリアリスティックかつ幻想的に描き出した「エグジール」、文学作品を引用しつつクメール・ルージュの支配がいかに無軌道であったかを語る「名前のない墓」が上映される。

最終日となる4月26日には、リティ・パンによるトークも開催。また同日に、京都・同志社大学の寒梅館クローバーホールにて「S21 クメール・ルージュの虐殺者たち」の上映とリティ・パンによる舞台挨拶が行われる。主催はアンスティチュ・フランセ日本のヴィラ九条山。出町座と同志社大学今出川校地学生支援課が共催、ベタンクールシュエーラー財団が協力に名を連ねている。

リティ・パン監督特集 in 京都

料金:一般 1500円 / シニア 1100円 / 会員・学生 1000円

2019年4月20日(土)~26日(金)京都府 出町座

<上映作品>
「S21 クメール・ルージュの虐殺者たち」
「エグジール」
「消えた画 クメール・ルージュの真実」
「名前のない墓」

2019年4月26日(金)京都府 同志社大学寒梅館クローバーホール

開場 18:00 / 開映 18:30
<上映作品>
「S21 クメール・ルージュの虐殺者たち」
※上映前にリティ・パンによる舞台挨拶あり

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帰らずの沼 @kaerazunonuma

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