本作は、“壁ドン”映画の撮影現場が舞台のホラーコメディ。“壁ドン”に悩む主演俳優のせいで撮影がストップし、事態の収束を任された助監督・黒沢明の姿が描かれる。彼のうっ積した不満は悪霊を呼び寄せ、監督デビューのために温めていた脚本「ゴーストマスター」に憑依して現場を阿鼻叫喚の地獄へと変えていく。三浦は黒沢、成海は黒沢が憧れる女優・渡良瀬真菜をそれぞれ演じた。
監督は「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2016」で準グランプリを獲得した
「ゴーストマスター」は東京・新宿シネマカリテほか全国で順次ロードショー。なお本作は、第37回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭に正式出品される。
ヤング ポール コメント
映画は人間の生き血を吸う。これは本当の事だ。この映画「ゴーストマスター」も例に漏れず、なんとか作品を完成させ世に送り出そうと集ったスタッフ・キャストの血を容赦なく吸い上げ続け、文字通り私は現場でぶっ倒れながらもなんとか撮影を終えた。が、その後の仕上げでも映画「ゴーストマスター」は尚も血を求め、激しい戦いは続いた。そして、漸く一本の映画は完成した。この映画は、沈下し続ける日本映画界の片隅で実際に我々スタッフ・キャストが映画「ゴーストマスター」と戦った血の記録であり、同じく熾烈な環境に身を置く主人公・黒沢明の青春の光と陰、そして映画への愛と憎しみの物語である。愛するということは、血が流れるという事だ。充分に生き血を吸った映画「ゴーストマスター」は、今まさに世に放たれようとしている。是非目撃して欲しい。
三浦貴大 コメント
もともとホラー映画をあまり見てきていないので、脚本を読んだ時には、どのような映像になるのか全く想像がつきませんでした。撮影を進めていくにつれて、様々な仕掛けを目の当たりにして徐々に図が見えてきた部分もあれば、監督の試みに、未だ全く完成が想像できない部分もあり自分でも楽しみにしております。
黒沢というキャラクターは、熱い想いと才能・技量のなさのギャップに苦しんでいます。そこが自分の10代から20代前半の頃となにかリンクする部分もあり、感情移入しやすかった気がします。
ゴーストマスターはホラー映画なのか、はたまた青春映画なのか。スタッフキャスト全員で作り上げた、熱い苦しいストーリーです。是非とも劇場で皆様の目でご覧いただきたいと思います。
成海璃子 コメント
猛暑の中、山奥にある廃校での撮影はとにかく過酷でした。
現場は特殊メイク祭り、個性的なキャラクターばかりで、笑いの絶えない現場でした。
なにがなんだか分からないけど、映画愛に溢れた熱い作品です!
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“壁ドン映画”の現場に悪霊…!?三浦貴大×成海璃子W主演作が今冬公開(コメントあり)
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