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本作は、1年前に解散したバンド・LACTIC ACIDのボーカルだった青年・慎平がバンドを再結成するため奔走する青春ストーリー。慎平役の桜田は、公開初日の上映を前に「あと30分(舞台挨拶で)何かやらかさなければ、この映画が無事公開されます!」と自分に言い聞かせるように挨拶して笑いを起こした。
共演者たちの印象を問われた桜田は、バンドの元リーダー・黒須彰太役の笠松に手でちょっかいを出しながら「この間も共演したね。4回共演したな! だから久しぶりって感じでした」と親しみを込めて話す。慎平の元ファンである恋人・ゆかりを演じた福田については「リハのときからリハじゃないレベルのお芝居をしていて……正直引きました(笑)。僕もいい刺激をもらって、より慎平に向き合えました」と、最初から迫真の演技であったと回想。
さらに桜田は「先日の完成披露の日にやっと福田さんと友達になれた気がして。リハでも撮影でもどこか福田さんは“ゆかり”だったので」と続ける。「それで、あるインタビューを読んだら、福田さんが僕のTwitter(の投稿)を全部見たって書いてあって。僕が果物と写真に写ってるだけでも『ああ、いいわあ』みたいになってたとか。それで裏が取れました(笑)」と桜田が証言すると、福田は「バレた! Twitter、さかのぼれるだけさかのぼって読みました(笑)」といたずらっぽく笑う。慎平を思うゆかりに重ねたその行動に、桜田は「だから“福田さん”というより“ゆかり”だったわけで。そこまでやってたのかと!」と感服していた。
舞台挨拶では、本作で描かれるテーマにちなんで「今抱いている夢は?」という質問も。桜田は「『ラ』の大ヒットに尽きますね。観た人がよかったと言ってもボロクソに言ってもどちらでもいい。ただこの映画を観る人が1人でも増えてくれたらいい」と願う。福田は「おばあちゃんになってもお芝居していたい」、笠松は「自分がステップアップすることによって、周りの大切な人たちが喜んでくれるので恩返ししていきたい」と、俳優としての夢に言及。高橋は本作に込めた思いになぞらえながら「『ラ』は“始まりの音”だけど、僕も常に去年と違う自分になるように進化していきたい」と語った。
最後に桜田は「今回は伝えたいメッセージが大きかった。だから観に来てくださった方々にどう届けるかを頭の片隅に置いた状態で、リハやお芝居をして。伝えたい思いが混じり気なくストレートに届くように監督と一緒に考えて、綿密に、長い時間をかけて、この映画が一番いい状態で皆様に届くように作ってきました。皆様の中で大事な作品になってほしいです」と思いの丈を述べる。桜田の言葉にじっくり聞き入っていた高橋は「通くんの話は毎回グッと来るんですよねえ……あとでちょっと抱きしめていいですか?」と感激した気持ちをぶつけていた。
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