「フリークス」やエド・ウッド作品を上映、「奇想天外映画祭」6月に開催

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特集上映「奇想天外映画祭 Bizarre Film Festival~Freak and Geek アンダーグラウンドコレクション2019~」が、6月8日より東京・K's cinemaにて開催される。

「フリークス」 (c)1932MGM

「フリークス」 (c)1932MGM

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「グレンとグレンダ」 (c)1953 Poly Film

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「アタック・オブ・ザ・キラートマト」 (c)1978 KILLER TOMATO ENTERTAINMENT

「アタック・オブ・ザ・キラートマト」 (c)1978 KILLER TOMATO ENTERTAINMENT[拡大]

映画史にその名を刻んだ怪作、珍作、迷作、凡作、奇作を集めた同特集。トッド・ブラウニングが監督を務めた「フリークス」「見世物」、“最低の映画監督”と呼ばれたエド・ウッドの「グレンとグレンダ」「怪物の花嫁」「プラン9・フロム・アウタースペース」のほか、アレハンドロ・ホドロフスキーによる「サンタ・サングレ 聖なる血」、殺人トマトが人を襲う「アタック・オブ・ザ・キラートマト」などが上映される。

「バスケット・ケース」 (c)1981 The Basket Case Co. All rights reserved.

「バスケット・ケース」 (c)1981 The Basket Case Co. All rights reserved.[拡大]

また、強制的に体を切り離されたシャム双生児の復讐譚「バスケット・ケース」、中年女と結婚詐欺師が殺人を繰り返す「ハネムーン・キラーズ」がラインナップに。コンラッド・ルークスがドラッグとアルコールによって入院したサナトリウムで体験した世界をシュールな映像で表現した「チャパクア」、ブラジルの“狂気の映像作家”グラウベル・ローシャの遺作「大地の時代」もスクリーンにかけられる。

映画評論家の柳下毅一郎は「ただ個人的妄執のみによって、観客など無視して、個人的名声さえも求めず、ただやりたいようにやった結果生まれてしまう映画。そんな映画だけが本当の意味で人を驚かすことができる。そんな映画との出会いこそが、あなたの一生を変えてくれるかもしれない」とコメントしている。

奇想天外映画祭 Bizarre Film Festival~Freak and Geek アンダーグラウンドコレクション2019~

2019年6月8日(土)~21日(金)東京都 K's cinema
<上映作品>
「フリークス」
「見世物」
「グレンとグレンダ」
「怪物の花嫁」
「プラン9・フロム・アウタースペース」
「サンタ・サングレ 聖なる血」
「アタック・オブ・ザ・キラートマト」
「バスケット・ケース」
「ハネムーン・キラーズ」
「チャパクア」
「大地の時代」

柳下毅一郎 コメント

すぐれた演技、巧みなストーリーテリング、美しい映像、心地よい音楽、映画史的意義、完成度、感動……それら映画として求められることすべてに潔く背を向けてでも、追求せずにはいられないことがある。誰もやっていないこと、やりすぎてグロテスクになってしまうこと、誰も見たことがないものをスクリーンに映しだすために、ほかのすべてを犠牲にする。ごくまれにそんな映画がある。ただ個人的妄執のみによって、観客など無視して、個人的名声さえも求めず、ただやりたいようにやった結果生まれてしまう映画。そんな映画だけが本当の意味で人を驚かすことができる。そんな映画との出会いこそが、あなたの一生を変えてくれるかもしれない。

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さそんた(a.k.a.ズルんた) @mithanta

行くしかないな…
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