本日3月19日から東京・西武渋谷店で開催されている
本展は、樹木の広範囲にわたる活動を4つのスペースで紹介するショートトリップ的展覧会。まずは、樹木が数々のメディアで語った言葉を展示する「KILIN・言葉の道」を通って会場の奥へ。ここでは「60歳を過ぎたら60歳を過ぎたなりの、何かいい意味での人間の美しさっていうのがあるような気がするんです」「私は、人間という存在そのものが『やがて哀しきもの』だと思っています」といった樹木の人生観に触れることができる。
「KILIN・言葉の道」を抜けると、「KILIN・映画女優の部屋」「KILIN・日常の部屋」「KILIN・一個人の部屋」のコーナーを選択して進む。「KILIN・映画女優の部屋」では、鈴木清順監督の「ピストルオペラ」「ツィゴイネルワイゼン」や、河瀬直美がメガホンを取った主演作「あん」、山崎努と夫婦を演じた「モリのいる場所」、是枝裕和とタッグを組んだ「歩いても 歩いても」「海よりもまだ深く」「万引き家族」などを紹介。樹木が作品に寄せたコメントや、場面写真、メイキング写真が展示された。
「KILIN・日常の部屋」は、樹木の自宅をイメージしたスペース。樹木が愛用したペンやルーペ、義息の本木雅弘から譲られたカップ、気の赴くままに記していたというノート、トロフィーをリメイクしたランプなどがずらりと並び、好きなものだけに囲まれていたという樹木の暮らしを垣間見ることができる。
「KILIN・一個人の部屋」は、写真や年表とともに樹木の人生を回顧するコーナー。父・中谷襄水と母・清子に抱かれる0歳の姿、悠木千帆名義で活動していた20代の姿、愛車のシトロエン2CVから笑顔を見せる30代の姿など、貴重な写真が集まった。また、3月17日に亡くなった夫・内田裕也との2ショットも。琵琶を弾く若き日の姿や海外旅行での写真など、仲むつまじい2人の様子が捉えられている。
そのほか会場には、レッドカーペットが敷かれた日本アカデミー賞のコーナーも。授賞式での樹木の写真や、着用した衣装が紹介された。さらに西武渋谷店 B館1階では、樹木の愛車の展示も行われている。
「樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展」は4月7日まで同会場にて開催。10月上旬には、西武池袋店 西武ギャラリーでも巡回開催される予定だ。
※河瀬直美の瀬は旧字体が正式表記
樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展
2019年3月19日(火)~4月7日(日)東京都 西武渋谷店 A館7階、B館1階
月~土曜:10:00~21:00
日曜・祝日:10:00~20:00
※入場は閉場の30分前まで、最終日は17時閉場
料金:一般、大学生 600円 / 高校生以下 無料
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