世界に対するゴダールの怒りが絵画・映画・文章・音楽によって表現された本作。予告編には、過去人類がたどってきたアーカイブの断片と、新たに撮り下ろされた子供たちや美しい海辺などの映像が収められた。ナレーションはゴダール本人が担当している。
さらに第71回カンヌ国際映画祭における記者会見でのやりとりも挿入。「これは政治的な映画ですか?」「この作品で原点に戻られた?」「映画は近い将来に失われてしまう?」という質問に対してゴダールは「NO」と答え、「私たちのために映画を作り続ける?」には「YES」と返している。
映画評論家の蓮實重彦は「八十八歳のゴダールが四年がかりで世に問う新たな傑作のこの異様な美しさはどうか」とコメントを寄せた。
「イメージの本」は4月20日より東京・シネスイッチ銀座ほか全国でロードショー。
ジャン=リュック・ゴダールの映画作品
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- 「イメージの本」公式サイト
- ゴダール監督最新作『イメージの本』 (@Godard3D) | Twitter
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Min Onouchi おのうちみん @kaerumin
怒りはわかるけどそれを映画という形で表出しながら「政治的ではない」と言い切っちゃうのが、成功した上位男性の言い分だなと感じちゃうんだよね。まあみてない映画言ってもしょうがないので多分見るけど。>「イメージの本」予告 - 映画ナタリー https://t.co/JZhIww3FXI