NHK連続テレビ小説「なつぞら」の完成試写会が本日3月6日に東京・NHK放送センターで行われ、キャストの
連続テレビ小説の100作目となる本作では、両親を戦争で失い北海道で育った奥原なつが草創期のアニメ業界で働く姿が描かれる。広瀬がなつを演じ、「悼む人」「風が強く吹いている」の大森寿美男が脚本を担当する。
会見では、まず第1週「なつよ、ここが十勝だ」を上映。自宅で鑑賞したという広瀬は「幼少期のなっちゃんを演じた咲莉ちゃんを見て、誰よりもなつに感情移入して夜中に号泣してしまったんです。翌日メイクさんに『目腫れてるね』って言われてしまったぐらい。いろんな人生があるんだなと思いつつ、なつと同じく幸せを感じながら今ここにいます」とほほえんだ。
育ての父・剛男役の藤木、育ての母・富士子を演じた松嶋、富士子の父・泰樹に扮した草刈の印象を広瀬は「皆さんとても奥深い」と語り、「おじいちゃん(泰樹)とのシーンでは甘えられるというか子供に戻れるんです。なつとの関係性が個人的にツボで、昨日撮影でご一緒したんですけど幸せでした」とコメント。広瀬の印象を問われた粟野が「広瀬さんはいつもほっぺを挟んで『つるつるなっちゃん!』って言ってくれるのがうれしいです!」と笑みを浮かべると、共演者たちは目を細めていた。
記者から「100作目のヒロインを務めることに対してプレッシャーはありますか?」と質問された広瀬は「よくも悪くも感じていません。朝ドラというよりも奥原なつという1人の人間として過ごしている気分です。無責任かもしれませんが」と恐縮しつつ答える。続けて「でもリハーサルのスケジュールに、なつの『な』の字がどんどん増えていっていろんな人からすごいねと言われています」と苦笑した。1996年放送の「ひまわり」で朝ドラヒロインを務めた松嶋も同じ経験をしたと語り、「私はもう覚えることに精一杯で眠れないぐらいだったんですけど、すずちゃんに大丈夫?って聞いたら『意外に大丈夫です!』と言っていたので、じゃあ大丈夫だわ、と(笑)」と述べる。先輩として松嶋は「体調に気を付けてねと言ってあげることしかできないんですが、すずちゃんは安定感もハンパなくてセリフ覚えもいいので頼もしい限りです」と広瀬を称賛した。
本作のロケ地となっている北海道は、2018年9月6日に北海道胆振東部地震に見舞われ、その後も大きな揺れに襲われた。記者から北海道へのメッセージを求められた広瀬は「先日の撮影で『1人で生きようと思うと寂しい、だからみんながお互いで支え合う』というセリフがありました。『なつぞら』というドラマの中で、のびのびと生きようしている姿を通して何か届けられるものがあればいいなと思いますし、日本中が北海道を応援できる作品にできればと思います」と述べ、ロケ地に思いを馳せた。
「なつぞら」は4月1日より放送。岡田将生、清原翔、安田顕、山田裕貴、吉沢亮らも出演する。なお本作のタイトルバックはアニメーションで制作され、題字を手がけた刈谷仁美が監督・原画・キャラクターデザインを担当。スタジオジブリ出身のアニメーター・舘野仁美が代表を務める制作会社「ササユリ」と、東映アニメーションが制作を担った。舘野は本作のアニメーション監修も担当しており、アニメーション時代考証として小田部羊一が参加している。
NHK連続テレビ小説「なつぞら」
2019年4月1日(月)放送スタート 毎週月曜~土曜
NHK総合 8:00~8:15ほか
NHK BSプレミアム 7:30~7:45ほか
関連記事
広瀬すずの映画作品
リンク
- 連続テレビ小説「なつぞら」|NHKオンライン
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
くーぽ @coo_po
【スタジオジブリニュース】広瀬すず、「なつぞら」への思い語る「日本中が北海道を応援できる作品に」
https://t.co/T5EHvhkRm4
#スタジオジブリCoolanimeJp