本作は、宮藤官九郎のオリジナル脚本をもとにオリンピックの知られざる歴史を明かす作品。第1章では、中村演じる金栗四三が日本人初のオリンピック選手として1912年のストックホルムオリンピックに出場するさまが描かれ、第2章では大正を舞台に、後進の育成に邁進する四三の姿や、1923年に起こった関東大震災が捉えられる。
第2章から登場するキャストとして、寺島は東京女子高等師範学校助教授・二階堂トクヨ、黒島は四三の教え子となる女生徒・村田富江、菅原は日本人女性初のオリンピック選手・人見絹枝、柄本は杉咲花扮するシマの夫・増野を演じる。そのほか
役柄について、寺島は「実在の方で女子体育大学を創立した方です。男尊女卑が激しい時代の中、女子としてしっかりと立っていらっしゃいました。(撮影が)怒鳴って終わっちゃったかというくらい元気のある役です」と紹介。黒島は「真面目で気が強くて、四三さんにすごいことを言ってしまうような役です(笑)。まだ女子スポーツが一般的ではなかった時代に、少しずつスポーツの楽しさに気付いて追求していきます。私以外にも女子がたくさん出てきますので、これまでにない雰囲気も楽しんでいただけたら」とアピールした。
普段はダンサーとして活動しており演技初挑戦となる菅原は「私自身も、日本では浮いてしまうような体型や骨格などが、世界に飛び出すと普通じゃないかと思った経験があります。そこが人見さんとも通じるものがありました。言葉ではなく体で気持ちを表現することができればと思います」と意気込む。柄本は「ほかの皆さんが濃厚な豚骨ラーメンのような中、(自身は)あっさりしょうゆな役(笑)。普通のタイプの男性ではないかと思います」と説明し、「このお祭り騒ぎのような大河ドラマに参加できてうれしいです」と笑顔を見せた。
中村は第2章について「新キャストの方々との出会いがそれぞれ衝撃的なんです。罵倒されたり、女子生徒からは冷ややかな目で見られたり……。ですが、今までおっさんしか出てきていなかったので、女性がいる現場というのは四三的にも勘九郎的にもドキドキの日々でございます」と撮影の様子を語り、笑いを誘う。さらに「愛すべき方々ばかりが出てきます。その方たちと新鮮な出会いと別れがあり、ともに戦っていける1年間がとても楽しいです! なのでお楽しみにお待ちくださいませ!」と述べて会見を終えた。
いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~
NHK総合 放送中 毎週日曜 20:00~ほか
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