2020年度前期のNHK連続テレビ小説「エール」の制作発表会見が、本日2月28日に東京・NHK放送センターで開催。主演を務める
NHK連続テレビ小説102作目となる「エール」は、「栄冠は君に輝く」「六甲おろし」など生涯で約5000曲を生み出した作曲家・古関裕而と、歌手としても活躍した妻の金子をモデルにした作品。窪田演じる古山裕一を主人公に、戦前、戦中、戦後を生き抜き、数多くの名曲を生んだ天才作曲家と、彼とともに歩んだ妻の姿を描く。「ハゲタカ」「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」といったドラマで知られる林宏司が脚本を手がけ、吉田照幸、松園武大らが演出に名を連ねる。
「ゲゲゲの女房」「花子とアン」に続いて、朝ドラへの出演は3回目となる窪田は「本当に光栄です。古関さんの軌跡をたどる古山裕一という役を全身全霊で演じたい。現場が一丸となって全国の皆さんに“エール”を届けられたら」と意気込みを語る。夫婦の物語ではあるが、朝ドラにおける男性の単独主人公は2014年の「マッサン」以来、6年ぶり。窪田は、つい先日聞いたというオファーを「朝ドラで主役……。僕が女性と思われてるかな?と一瞬思ってしまったり(笑)」と振り返った。
甲子園の大会歌である「栄冠は君に輝く」、阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」など、数多の応援歌や校歌などを手がけたことで知られる古関。彼をモデルに選んだ理由を、土屋は「日本の音楽史の中心にいた方。昭和史をたどっていくうえで、作曲家の目からその時代を描きたかった」と説明する。戦時歌謡のジャンルで活躍したことに触れながら「戦後は戦争で傷付いた人たちに明るくなってほしい、笑顔を取り戻してもらいたいという気持ちで曲を作っていた人。作曲家自身の人生が昭和史と重なり合っている」と続けた。
会見では窪田が朝ドラの印象を明かす場面も。「老若男女の皆さんに愛される作品で、伝統もある。朝の8時というすごく貴重な時間にも、観たくなるモノ作りをされている。爽やかなんだけれど、すごくシリアスさもあって。人間の裏と表というか、感情の激動的な部分を、“朝だから”とは言わずに描いている。そこが観る人の心をつかむんじゃないかなと思っています」と語った。
「エール」はNHK総合、NHK BSプレミアムにて2020年春放送スタート。なお金子をモデルにしたヒロインは、今後オーディションで選ばれる。2019年初秋にクランクイン予定。
※記事初出時より、脚本家に変更がありました。脚本担当は清水友佳子、嶋田うれ葉となります。
NHK連続テレビ小説「エール」
NHK総合、NHK BSプレミアム 2020年春放送スタート
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馬場卓也@ーはおそ作家🐶 @takuyaz
古関裕而が主人公ということで、『モスラ』は取り上げてくれるのか? というのが怪獣界隈の注目ポイント https://t.co/nXnhY95Vhq