「21世紀の女の子」枝優花と首藤凜、“AKBを踊れなかった”高校時代に共感

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オムニバス映画「21世紀の女の子」に参加した監督・枝優花首藤凜によるトークイベントが、本日2月21日に東京・WIRED TOKYO 1999で行われた。

左から聞き手のゆっきゅん、ゲストの枝優花と首藤凜。

左から聞き手のゆっきゅん、ゲストの枝優花と首藤凜。

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「21世紀の女の子」ポスタービジュアル

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「21世紀の女の子」は、プロデュースを担当した山戸結希を含む女性監督たちが“自分自身のセクシャリティあるいはジェンダーが揺らいだ瞬間が映っていること”というテーマを各自8分以内の短編で表現した作品。枝は山田杏奈を主演に迎えた「恋愛乾燥剤」、首藤は木下あかりが主演を務める「I wanna be your cat」を手がけた。

枝優花

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早稲田大学出身という共通点のある2人。在学中はそれぞれ別のサークルに所属しており、学年も違うため特に交流はなかったという。枝は首藤に対するイメージを「監督って作品に人柄が出ますよね。ヤバい映画を作るから、首藤さんはヤバい人なんだと思ってました(笑)。でも早稲田のイベントで一緒に登壇したときに話してる姿を見たらかわいらしくて驚きました」と率直に述べる。また「審査員の三浦大輔さんに告白してたよね?」と暴露され、首藤は「急に話を振られて答えられなかったから……『大好きです』って言いました(笑)」と恥ずかしそうに明かした。

首藤凜

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映画を撮り始めた頃の話にさかのぼると、枝は「中高時代は役者をやっていたけど、人の芝居をそばで見てるほうが楽しいと気付いた。きっと動物みたいな人のほうが演じて楽しいと思う。自分は考えすぎて頭でっかちになってしまうから、カメラの“こっち側”にいたほうがいいのかもって」と学生時代を回顧。また首藤が「高3の文化祭で、イケてる女子たちはAKB48を踊ってたから、違うことやろうと思って友達と(映画を撮った)」と話すと、枝は「同じ! 放送部の幽霊部員だったけど、文化祭では勝手にカメラ使ってメイキング撮ってた。AKB踊れないから(笑)」と目を輝かせて同意する。しかし首藤にとっては苦い思い出でもあったよう。「あまりにもひどい出来の作品で。でも作っちゃったんだしって結局上映したんですけど、人様の15分間を奪った罪悪感がすごくて。上映後に前に出てすごい謝りました」と打ち明けて観客を笑わせる。

イベントでは「21世紀の女の子」のオーディションの裏話や、撮影時のエピソードなど、トークが多岐にわたって展開していく。首藤は「映画の着想は何から得ることが多いですか?」と質問。枝は「“こういうのがあったらいいのに”が着想になるのかな。日常の些細な不満とか、いつも抱えてるものから始まって。友達としゃべってるときにとんでもないワードが出たりするとすぐメモする。映画って夢だから、ハッとする瞬間とか、こういう言葉をくれたら高校時代の自分が救われてたみたいな瞬間をかき集めたりするのかも」と自身が映画を作るうえでのヒントを語った。

SHIBUYA TSUTAYAの4階では、「21世紀の女の子」のポップアップストアを2月28日まで展開。参加監督が影響を受けた映画作品の紹介、「21世紀の女の子」のグッズやパンフレットの販売、“つくりたい・発信したい”女の子を応援する映画や書籍のコーナーなどが展開されている。

「21世紀の女の子」は東京・テアトル新宿ほかで上映中。

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(c)2019「21世紀の女の子」製作委員会

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おおとも ひさし @tekuriha

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