北方謙三の小説「抱影」が「
「相棒」シリーズの
冬樹を「真田十勇士」「二階堂家物語」の加藤が演じ、冬樹が純愛を貫く永井響子に
加藤は「俳優としてセリフで演じるのではなく、作品の世界観を雰囲気で表現する演技とは?と考えを巡らせていた時だったので、是非挑戦したいと思った作品でした。北方さんからは“締念”と言う言葉を頂き、その言葉をもとに主人公を作っていきました」とコメント。本作が初の映画プロデュースとなる中野は「北方謙三先生の作品を先生と同年代の和泉聖治監督に撮って頂きたく交渉致しました。若い頃に観ていた和泉聖治監督の作品のテイストを盛り込んで頂き懐かしくもあり、また新鮮な映画になっていると思っております」と語った。
「影に抱かれて眠れ」は、今秋全国公開。
加藤雅也 コメント
原作の“抱影”は、余計な説明のない漠然とした世界観が頭に入ってくる小説でした。
俳優としてセリフで演じるのではなく、作品の世界観を雰囲気で表現する演技とは?と考えを巡らせていた時だったので、是非挑戦したいと思った作品でした。北方さんからは“締念”と言う言葉を頂き、その言葉をもとに主人公を作っていきました。ハードボイルドというよりはノワールな作品。この作品の世界観と一人の男の生き様を楽しんで頂けたら嬉しいです。
和泉聖治 コメント
2018年の真夏。
北方謙三原作「抱影」の撮影は始まりました。北方謙三さんは、ダンディーで私の尊敬する作家です。
プロデューサーの中野英雄氏と小澤和義氏とは撮影に入る前も、撮影に入ってからも毎日のように作品について熱く討論を重ねました。両氏は私の古くからの知人であり、映画仲間でもあります。
そんな“我らが仲間”たちと、うだるような連日の猛暑の中で撮り終えた暑い熱い映画「影に抱かれて眠れ」が完成しました。今はさまざまな想いが去来します。この作品に携わった多くの人たちに感謝します。
ありがとう……。
中野英雄 コメント
今回の映画は初プロデュース作品になります。北方謙三先生の作品を先生と同年代の和泉聖治監督に撮って頂きたく交渉致しました。若い頃に観ていた和泉聖治監督の作品のテイストを盛り込んで頂き懐かしくもあり、また新鮮な映画になっていると思っております。
北方謙三 コメント
原作は、映画の素材のひとつである。同時に、本質の部分で深く繋がり合ってもいる。和泉聖治監督が、そこをどう扱うのか、私は注視していた。映画人の創造力の中で、原作はまた、新しい命を持った。それは驚愕すべき出来事であり、映画の力と可能性を、私に改めて感じさせた。加藤雅也の、自然体とも呼ぶべきたたずまいは、演技の本質とはなにかを、私に考えさせた。てらいのない存在感が漂い出して、間違いなく新しい境地に立ったことを感じさせた。影に抱かれた男の、激しさと哀しみ。人はなぜ生きるのかという命題にさえ、ある答えを出したと思う。
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“脚本を担当したのは、映画監督や俳優としても活動する小沢和義”/加藤雅也主演、中野英雄プロデュースで北方謙三の小説「抱影」映画化 - 映画ナタリー https://t.co/CxsWAoTDid